8月16日(金)8:30前に鳥羽を出発しました。
紀勢自動車道を南下して、三重県から和歌山県へ。
県境を流れる熊野川は危険水位を脱したのか? でも泥色の濁流でした。
那智勝浦から那智山へ上っていくと「那智黒」の看板が続きます。
黒飴が有名だなんて、数日前まで知りませんでした。
「わーっ!」 主人が叫んだのは、深い山中にいきなり滝が見えたから。
11:00 和の家本店に車を停めさせてもらいました。
那智山参道入口、ここから階段をどんどん上ります。
神様の御遣い? 途中、鹿が3頭いました。
見上げる高さですが、さほどきつくありません。
たまに小雨がぱらつきます。
★熊野那智大社【世界遺産】
朱塗りの社殿が鮮やか。雨に濡れて、なおさら色彩を放ちます。
熊野信仰の中心地・・・静かな神域を感じます。
御神木、樹齢約850年の大楠。
苔むして、ずっしりと雄大な姿。本当に神が宿るようです。
★那智山青岸渡寺【世界遺産】
屋根等は極彩色ではないけど、寺社名の看板文字は金色。
西国三十三所の第一番札所として、しっとりと落ち着いた空間です。
三重塔と那智の滝。朱と白と深緑がとてもきれいです。
三重塔には上ることもできますが、下から眺めるだけにしました。
★那智の滝【世界遺産】
熊野那智大社の別宮・飛瀧神社の御神体。
岩を敷き詰めた階段をどんどん下り、霧状の水しぶきを感じるほど滝の間近まで。
落差130mの滝も、垂直の断崖も、水が絹糸のように分かれる岩場も、すごい。
何もかも神々しくて、吸い込まれそうになります。
「冬も凍らないのかな?」と話していたら・・・
「凍らないですよ。水量が少し減るから、上に掛かっているしめ縄を交換するんです」
すごいカメラを抱えた若い男性が教えてくれました。
日本三名瀑をすべて見ましたが、那智の滝に軍配。
熊野信仰の神々しさが、そう感じさせるのかもしれません。
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