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2019年08月13日15:08

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>まるでパラドックスのようだが、バーチャル宇宙人の文明は、創造主である地球人の文明を追い越して進歩していけるのだ<ろうか>   【了】

1000年間の歴史をたったの1秒で計算できる

地球から遠く離れた星に住む宇宙人なら、地球人が知らない色々なことを教えてくれるだろう。彼らの文明が高度に発達していれば、地球人の知らない数学の体系や医療技術、未知の芸術や万能の化学素材を提供してくれるはずだ。

ただし、本物の宇宙人は(いるとしても)遠く離れたところにいるため、直接教えてもらうのは不可能。そこで、バーチャル宇宙人の出番。バーチャル宇宙人の創り方は簡単で、コンピューターの中のシミュレーション世界に広大な宇宙空間を再現し、生命の住める星をいくつか配置するだけ。

時計の針を進めれば、それぞれの星では生命が独自に進化し、やがて知的生命が誕生する。彼らは独自の文明を築き、科学技術を発展させていくだろう。

彼らの文明は、シミュレーションの実行者にとっては宝の山。バーチャル宇宙人の頭の中をスキャンすれば、人類が思いつきもしなかった色々なアイデアを得られることになる。

シミュレーション世界における時間の流れは、現実の時間の流れとは異なる。シミュレーションを実行しているコンピューターの性能が高ければ、シミュレーション世界での1000年間を、たった1秒で計算することも出来るだろう。

まるでパラドックスのようだが、バーチャル宇宙人の文明は、創造主である地球人の文明を追い越して進歩していけるのだ。数十億年の生命の進化の歴史も、コンピューターの性能さえ十分ならば、一晩もあればシミュレーションできてしまうだろう。

要するに、シミュレーション技術をうまく利用すれば、ビジネスに有用な知識やアイデアを量産することができるのだ。イーロン・マスクがこのシミュレーション仮説を支持しているのは、このような産業利用への期待もちらついているからだろう。

また、シミュレーションを実施する高度な技術を持つ側の人間に、いち早くなりたいという考えもあるのではないか?彼が今後、どういった形でその覇者となろうとしているのか、世界から注目が集まる。


筆者:
冨島 佑允 (トミシマ ユウスケ)

京都大学理学部・東京大学大学院理学系研究科卒(素粒子物理学専攻)。大学院時代は世界最大の素粒子実験プロジェクトの研究員として活躍。現在は外資系生命保険会社勤務。科学や哲学の最先端研究にも精通している。

執筆:
遠山怜(アップルシード・エージェンシー)
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190812-00010002-fnnprimev-life&p=3

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