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2019年08月13日06:06

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小説「サイレント・マイノリティ 難民調査官」下村敦史

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あらすじ
東京入国管理局の難民調査官・如月玲奈は、母国で政治的迫害を受けたと訴えるシリア人・ナディームを調査するが、十三歳の彼の娘は、自分たちは故郷で平和に暮らしていたと主張する。
なぜ、父娘で証言が食い違うのか?
そして事態は、同じ頃に新宿で起きたシリア人夫妻の殺害・誘拐事件と奇妙な繫がりを見せていく。
玲奈たちが見出す、悲しくも驚愕の「真実」とは。

謎解きの仕掛けが前作を上回るので、より夢中になって読んでいた。
父娘で証言が食い違う、これだけでも面白いのに、さらに事態は複雑になってゆくから面白い。
サプライズの強度も高いのも評価できた。
やはり下村さんは良い物を書かれる。
改めて、下村さんの筆力に圧倒された。
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コメント

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