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2019年08月10日19:43

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北森鴻

記憶力がなくなるのはつらいがよいこともある。一度読んだ小説(推理物など特に)忘れちゃってるのでまた楽しめる、

北森鴻を知ったのは数年前前の会社にいた読書好きが置いてた社内図書館から。今まで私はSF専門だし日本人作家はあまりよまなかったが。借りて帰ってはまった。この人と恒川光太郎と。
恒川のものは独特の世界観のSFだから忘れられないが、北森のものは短編も多く忘れてしまった
とても面白いという印象だけ残して。

そんなわけで北森鴻。この小説家のことは前にも書いたと思う。若くして亡くなったのが悔やまれる。
好きなんだけど忘れてしまってるところも多いので読みなおす。
いくつかのシリーズがありキャラクター
たちは相互に「ちらちら顔を出したりしている。
カナリヤのシリーズ、蓮杖那智のシリーズ。冬狐のシリーズなどあるが私は骨とう品の冬狐がすきだ。主人公の宇佐美陶子が魅力あるし、色々伏線が出てきたところで終わってしまった・・続きが読みたいけどね。。

ちょっと??なのは鬼炎円空だ、鬼炎は贋作ではなく円空そのものになった。はいい、でもそれなら古木を使う必要もない、なぜならオリジナル円空は当時手に入る廃材で彫刻したはずだ、場合によっては樹液が出るような新木だってつかったろう。作品が古いのは今から見れば過去の人間であり結果論でしかない。当時は堀口も生々しい新品だったはずだ。鬼十が古く見せかけるように古色処理をしたのは贋作として売るために仕方ないが、彫刻する鬼炎は古木である必要もない。だから古木の弟の銘木屋の存在も関係ない。でもストーリー上しかたない。か。まあ。面白いからいいけど。

調べてみると北森鴻はまだまだ本も出てるから「少なくとも数か月本を読むというささやかな楽しみ)はあるようだ。。暗闇の中のささやかな楽しみの光・・

でも。。すまない。やっぱり「でも」だ。でも、そんなささやかな楽しみを何とか無理やり見つけていかないとならないような環境というのが・・ね・・本来ならそんなものは当たり前で多くの楽しさの一つに過ぎないはずなんだ。。



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