18951002　　NO2879　　朝鮮政府へ「モ―ゼル」銃弾薬寄贈の件

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駐韓日本公使館記録 7巻　一. 機密本省往来 一 ~ 四　(52) 朝鮮政府へ「モ―ゼル」銃弾薬寄贈の件
文書題目 (52) 朝鮮政府へ「モ―ゼル」銃弾薬寄贈の件
文書番号 機密送第六八号
発信日 明治二十八年十月二日 ( 1895年 10月 02日 )
発信者 外務大臣臨時代理 文部大臣 侯爵 西園寺公望
受信者 在朝鮮 特命全権公使 子爵 三浦梧楼

(52) 朝鮮政府へ「モ―ゼル」銃弾薬寄贈の件
機密送第六八号
朝鮮政府から我が戦利品（＊清国よりの戦利品）中にある「モーゼル」銃弾薬を譲り受けたい旨の依頼の件について、「八月三十日付機密第八五号」によって御申し越しの趣旨を了承致しました。この件は早速陸軍省へ照会に及びましたところ、事情はやむを得ないと察せられましたので朝鮮政府からの来意に応じ同弾薬三十万発を寄贈致すことにし、よってこの弾薬は貴館（日本公使館）まで輸送させると、この度同省より連絡がありましたのでこの寄贈についてしかるべく御取り計らい頂くよう、この件回答します。 敬具
明治二十八年十月二日
外務大臣臨時代理 文部大臣 侯爵 西園寺公望(印)

在朝鮮 特命全権公使 子爵 三浦梧楼 殿