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2019年07月27日07:58

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マスゴミは国民の●

★マスコミが情報を支配している時代なら、知りえなかった事実★

『出典:藤棚 狭山ヶ丘高等学校 学校通信 1999/12/1』 
人間を矮小化してはならぬ 小川義男 校長

 先日、狭山市の柏原地区に自衛隊の技習用ジェット機が墜落しました。たまたま私は、寺田先生と共に、あの近くを走っていましたので、立ち寄ることとしました。

 すでに付近は閉鎖されていて、近くまで行くことはできませんでしたが、それほど遠くないあたりに、白煙の立ち上るのが見えました。

 見上けると、とのような状態であったものか、高圧線がかなり広範囲にわたって切断されています。高圧線は、あの太くて丈夫な電線ですから、切れるときはぶつんと切れそうなものですが、多数の細い線の集まりからできているらしく、ぼさぼさに切れています。

何カ所にもわたって、長くぽさぽさになった高圧線が鉄塔からぶら下がっている様は、まさに鬼気迫るものがありました。

 聞くと、操縦していた二人は助からなかったそうです。二佐と三佐と言いますから、相当地位の高いパイロットだと言えます。ニ人とも脱出を試みたのでずが、高度が足りなく、バラシュート半開きの状態で地面に激突し命を失った模様です。
 
 以前、現在防衛大学の学生である本校の卒業生が、防大合格後航空コースを選ぶというのを聞いて、私がとめたことがあります。「あんな危ないものに乗るな」と。彼の答えはこうでした。

「先生、戦闘機は旅客機より安全なのです。万一の場合脱出装置が付いておリ、座席ごと空中に打ち出されるのですから」と。

 その安全な戦闘機に乗りながら、この二人の高級将校は、何故死ななくてはならなかったのでしょうか。それは、彼らか十分な高度での脱出を、自ら選ばなかったからです。

 おそらく、もう百メートル上空で脱出装置を作動させていれば、彼らは確実に自らの命を救うことができたでしょう。47歳と48歳と言いますから、家族に取りかけがえなく尊い父親であったでしょう。それなのに、何故彼らはあえて死をえらんだのでしようか。

 実は、あの墜落現場である入間川の河川敷きは、その近くに家屋や学校が密集している場所なのです。柏原の高級住宅地は、手を伸ばせは届くような近距離ですし、柏原小、中学校、西武文理高等学校もすくそばです。

百メートル上空で脱出すれば、彼らは確実に助かったでしょうが、その場合残された機体が民家や学校に激突ずる危険がありました。彼らは、助からないことを覚悟した上で、高圧線にぶつかるような超低空で河川敷に接近しました。そうして、他人に被害が及ばないことが確実になった段階で、万一の可能去性に賭けて脱出装置を作動させたのです。

 死の瞬間、彼らの脳裏をよぎったものは、家族の顔でしょうか。それとも民家や学校を巻き添えにせずに済んだという安堵感でしょうか。  
           
 他人の命と自分の命の二者択一を迫られたとき、迷わず他人を選ふ、この犠性的精神の何と崇高なことでしょう。

 皆さんはどうですか。このような英雄的死を選ぶことができますか。おそらく皆さんも同じコ一スを選ぶと思います。私も必ずそうするでしょう。

 実は、人間は、神の手によって、そのように作られているのです。

人間はすべてエゴイストであるというふうに、人間を矮小化(ワイショウ)、つまり実存以上に小さく、卑しいものに貶(オトシメ)めようとする文化が今日専ら(モッパラ)です。しかし、そうではありません。人間は本来、気高く偉大なものなのです。

火災の際の消防士の動きを見てご覧なさい。逃げ遅れている人があると知れば、彼らは自らの危険を忘れて猛火の中に飛び込んでいくではありませんか。母は我が子のために、父は家族のために命を投げ出して戦います。これが人間の本当の姿なのです。その愛の対象を、家族から友人へ、友人から国家へと拡大していった人を我々は英雄と呼ぶのです。

 あのジェット機は、西武文理高等学技の上を飛んで河川敷に飛び込んでいったと、佐藤校長はパイロットの犠牲的精神に感動しつつ語っておられました。

しかし、新聞は、この将校たちの崇高な精神に対しで、一言半句(イチゴンハンク)のほめ言葉をも発しておりません。彼らは、たたもう自衛隊が、「また、事故を起こした」と騒ぎ立てるばかりなのです。

防衛庁長官の言動も我慢がなりません。彼は、事故を陳謝することのみに終始していました。その言葉には、死者に対するいたわりの心が少しもありません。                           
 防衛庁の責任者が陳謝することは、それはもう当然です。国民に対してばかりか、大切な隊員の命をも失ったのですから。

【二人の自衛官の死とマスコミ: あの時何があったのか?】
https://yamatogokorous.com/jieikantomedia/

★台風とは関係ない話で失礼しました。


■【速報】台風6号 三重県南部に上陸 ことし初!
(日本気象協会 - 07月27日 07:42)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=174&from=diary&id=5723958
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