人生いろいろ

島倉千代子ではないですが。

前の会社で色々ありまして、労働審判までして、少しお金を貰いました。
その頃はまだ、私、結構感情的になったんです。
持続しましたし、体調も悪くした。

今回、不具合な事で、仕事がなくなったわけですが、今回は怒っていないんですよ。
いや、怒ってはいるかな。感情的になってない。

これは精神科の医師の努力によります。

2年くらい前、手動瞑想と言うのを教えてもらいました。
仏教からきているそうですが、精神医学的に効果があると研究で分かって、今、結構患者に指導しているようです。

最初の頃は余り上手にできなかったし、効果も感じなかった。
でも、しつこくやっているうちに、今回の騒動でいつもと違う自分に気づきました。
冷静に分析している。
怒ってはいるんですが、良くない環境は変わらないし、良くない家族役員も変わりません。権利を主張して何かしても人を変えることは出来ないのだから、居心地悪いところにいなくても良い。

余り必死にならなくなりました。
これになるのに2年かかったと言う事なんですけどね。

我が家は既に夫婦二人で障害年金受給ですから、65歳になると年金が支給されるわけじゃありません。現在、当たり前ですけれど、障害年金だけではとても生活できません。
何か働かないといけないね。

今まで失業保険の関係で週に20時間に拘っていたのですが、それもいいかな　と思います。障害年金があるおかげで、夫婦でアルバイト程度働けば、何とか生活が出来ます。

家内にありがたいのは私の収入が減ってもそれなりに生活のダウンサイズをしてくれて、特に文句も言わないことです。私は心臓ダメなので、本当に体力が落ちました。
出来る仕事は限られているのですが、雇用保険に拘らなければ、アルバイト2つくらいやっても良い訳だし。

私の実父ですが。
昭和8年生まれで上皇陛下と同い年です。
今年、86歳になるかな？
家族の事情で付き合いはありませんが、実父に万一のことがあると、少々相続が下りてきます。それまで何とか頑張れば、生活は出来る。

我が家のマンション、固定資産税結構高いです。
築20年くらいなのに、まだ建物の価値が結構あります。土地部分は減りませんから土地部分は少ないけれど、これまた結構あります。

もう少し頑張って、二人とも疲れてしまったら、リノベーションしようかなとも思います。
立地が良いので、貸せばそれなりに貸せますが、住んでいますからそうもいかない。
私たちは相続で残すべき子はいません。
家内には子はいるけれど、残さなくてよい事情があります。

二人で使い切っておしまい　でいいんじゃないかと思うのです。

世の中不景気で、一般の人の平均年収なんかも下がっているそうですが、我が家はそれどころじゃない。非常に低い年収です。

でもね。家内はそれに文句も言いませんし、貧しいながらも二人仲良く暮らしています。
一般家庭とは違うけれど、我が家なりの幸せで良いのだと思います。

身延の義父もいますね。
この人も財産はない。

老衰的な病気がありますが、老いによるものです。
面倒を見るのは我が家しかいない。

家内が前の婚姻で色々あって、その後化けましたので、10年くらい？20年近く？義父と家内は不具合だったのですが、大正13年の義父は家内を受け入れ、娘とは呼びませんけれど、我が家で訪問する等には非常に喜んでくれています。介護保険のかじ取りも我が家でやっています。ケアハウスの方は、「東京の娘さんがきましたよ」と言います。特に抵抗しません。
家内を称するときは「うちのが」とか「こどもが」とか言っているみたいですね。ひどい時は、介護保険のケアマネージャーさんなんかと打ち合わせをしていると、私も含めて「これら」とか言います。家内だけ言うには「これ」なんだろうな。いいでしょう？これら、これ。
ケアハウスの方は、義姉が行くときは、「埼玉の娘さんが来ましたよ」とか言うらしいです。


義父は早くに妻を亡くしたので、老いもあって、寂しいんだと思いますが、時には甥っ子に当たる家内のいとこが行ってくれたりもしているので、それなりには暮らしているのでしょう。
今度は8月の初めに行こうと思っています。
義父の所に行ったら、アルバイトしようかな。

身延山は日蓮宗。
家内も日蓮宗。
御山の事は家内がやるしかありません。
私も家内と私がやるのが良いと思っています。

今年95歳ですからね。
あと何年元気だか分かりませんが、5年や10年は大丈夫だと思います。

こんな風にして色々な人に色々な人生。
私も家内に支えられて、主治医に支えられて、幸せな人生を送っていきたいと思います。