参院選

自民落としたなぁという印象だが、落としてコレかぁという印象もある。

そもそも今回の改選組が当選した2013年の参議院選挙では、改選34から65の当選という躍進を遂げたわけで、これ以上を望むのは酷だと思うし、現状維持〜5議席減くらいなら十分とも言える。

だから9議席減でもまぁ良しとするかって感じですな。
というか単独過半数だったら怖い。


以下、個人的に注目していた部分を書きなぐります。


東京選挙区の丸川珠代は残念です。
選挙に行かない人が立候補して選挙に行って私に投票しろは納得できません。
これが年金だったらどうでしょう？
『私は年金払ってませんが、あなた達は年金払ってください』と言われたら？

仮に、この問題が表面化した初選挙の段階で立候補を取りやめていたら多少は筋は通したとも思えたのですが、そのまま選挙を続行し、同党の現職を蹴落として当選したわけですから印象は最悪です。あれから干支が一回りしても、尾を引くほどの問題でした。


また、吉良佳子は公選法違反の動画がyoutubeにアップされてましたが、それについての対応が無かったと記憶しています。
卑劣なデマだとするコメントは対応ではないでしょう。実際に違反かどうかは別にし、
『これこれこうだから、違反ではないと説明する事』が対応です。説明責任を声高に叫ぶ割には自らは責任を果たしてないのですね。


なお、塩村文夏、音喜多駿の都議上がりの両名については、都議の時に色々と新聞紙面を賑やかしていましたが、国政でどれだけできるか、今後に注目しています。



続いて、れいわ新撰組、社民、N国ですが、なかなか面白い結果となりました。

まず、れいわの山本太郎は、比例の獲得投票では2位にダブルスコアに近いぶっちぎりでしたが、特定枠を他二名に設定する事により落選となりました。

特定枠の二名を当選させる事が目的なのか、それでも当選できると見込んだのか不明ですが、池上氏に政権を取るつもりと発言している以上、まずは自分が当選する事を優先するべきじゃないかなぁと思いました。


社民はかろうじて改選1議席を確保しました。前党首の吉田忠智は、前回2016年の選挙で党首でありながら比例1位を福島瑞穂に譲り落選。今回はかろうじて当選しましたが、社民党の存在価値を示すには至りませんでした。
というか、ぽっと出のN国と得票率が変わらず、れいわにはダブルスコアをつけられている時点で政党として価値は皆無と個人的には思いますが。土井時代が懐かしいなぁ。

なお、得票率2％をかろうじて超えたので、次回の参院選まで政党要件を満たす事になりましたが、これだけ低迷が続くのであれば、解党または他党との合流が現実的かと。


逆に、N国は意外や意外、まさかの1議席確保でした。
youtuberばりにNHKにケンカ売り続けてきた立花孝志でしたが、これから何をしでかすか楽しみです。社民と同等の得票率があったという事は、それだけ有権者がNHKのあり方について疑問に思う声があったという事。

すぐにNHKをどうこうするという事にはならないでしょうが、政権与党はこうした声を無視しないような対応が求められます。
まぁそこら辺のキー局よりNHKの方がニュースでもバラエティーでも面白いんですがね。



その他、立憲の市井紗耶香、奥村政佳が落選しました。
知名度という点では今井絵理子に及ばないため、当選するなら比例で名簿上位または選挙区で一点集中しかなかったんですが、比例で9番目、11番目では難しい。

いずれも何の実績もない所からのスタートなので、票集めに使われた感がたっぷりです。都道府県議会から足場を固めた方が議員人生にはプラスかと思います。




まとめ

個人的には隣国との問題の片が付くまで安倍総理が続投してほしいが、改憲には慎重であってほしい。そういう意味では、続投できない理由が無かった上に、改憲には足りない今回の参院選の結果は満足できる。




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