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2019年07月19日12:16

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金儲け

■日中台などサンマ漁獲枠導入=乱獲防止、55万トン上限−NPFC閉幕
(時事通信社 - 07月19日 01:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5712010


 先日、「もしすべての職業で給料が同じだったら、どんな職業に就きたいか、。」という記事があった。金の方が平等になれば自分の心情が浮き彫りになるという話なんだろう。

 人間は今、様々な職業に就いて金儲けを追求しているけれども、例えばこのサンマに関しても獲り過ぎてサンマが居なくなるようなところまで技術や設備が進化してきた中で漁業をやっている。獲ってきたサンマもすべて有効に使っているのかについても疑わしい部分もある。

 サンマ漁に限らず、人間が利益を追求する中でゆがみを抱えた産業は多い。すべての製造業は産業廃棄物を生み出し続けていて、その処理についてはもう数十年前から問題になっている。それでもこれからだって作り続けて売り続けなければ生産者の方々は生活は出来ない。今までに作って売ったものがたくさん街には溢れているから過剰なもので飽和している状況もある。金を稼がないと生活が出来ないから継続して産業を維持していかなければならないし、そうそう職業をころころと変えて行くわけにもいかないからみんな自分の職業と権利にしがみつくことになる。


 金儲けをやめて、すべての職業で給料がゼロになったら人間は何をして暮らすのだろうか。やっぱりサンマにはこだわり続けるだろうか。地球環境も人間の影響で様変わりして行こうとしている2000年代に本当に取り組まなければならないことが金儲けという仕組みがあることで後回しにされて行くような現実はもどかしいものだ。広く世の中のためになることは職業になり得るというのが自由経済資本主義の根幹にはあるけれども、いざその中で暮らし始めると開拓者になるよりも既得権益にしがみつく人の方が圧倒的に多く既存の世の中が問題を抱え込んでもなお人々は目の前の利益にこだわり続けて暮らしていくのだ。


 お腹がすいたら飯を食う、散らかったら片付ける。必要に応じて対応する無理のない形が速やかに機能する世の中を作るには開拓者精神は欠かせない。試行錯誤に重きを置いて常に新しい必要性に対応できる世の中にすることは急務だと感じる。


 日中台の間で話し合いがもたれるような時代に突入したサンマ漁も先行きについては不透明だ。金儲けはこんな風にして様々な局面で行き詰まりを見せていると言っていい。


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