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2019年07月17日09:06

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その、ほしを

さて、過ぐる一二日金曜日、写真の舞台を見に行ってきました。
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の舞台♯2になります。
じゃあ次は、「も〜っと! 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」で、その次が「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ドッカ〜ン!」になるんですね。
などとネタさておき。

この作品、「レヴュースタァライト」に傾倒したきっかけは、都内のお店に行った時でした。
何かの本を買うために立ち寄った「ゲーマーズ」の店頭で、なにやら印象的な服装の人が武器を翳して歌っていたんですね。

歌っている人に、なんか見覚えがあるなあとか思いながら当時は、あまり気にせず通り過ぎていました。
ところが少し後になって、知り合いの方が「ちょっと気になる作品があるよ」と、一作のブルーレイソフトを見せてもらったんですね。

それこそが、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」舞台♯1でした。
ゲーマーズの店頭で見た映像に出ていた人たちが演じている舞台だったんですね。
そして、先に挙げた「見覚えがある人」にも、この時に気づきました。

「ラブライブ!」でスクールアイドル「μ’s」二年生メンバーの一人、園田海未を演じていた三森すずこさんがいらしていたんですね。
さらに、「ラブライブ! サンシャイン!!」でスクールアイドル「Saint Snow」の一人、鹿角里亞を演じている佐藤日向さんも。

これは、気になってきたぞと観てみると、思った以上に迫力と魅力に満ちた作品でした。
そのすぐ後にアニメ版も放映され、舞台で登場していたメンバーである「スタァライト九九組(「くくぐみ」と読みます)」が舞台で演じていたキャラクターをそのまま声優として演じていました。
舞台からアニメの話に移りますが、まず冒頭から奇想天外で強烈な演出と展開が広がり、はっきり言ってめちゃくちゃクセが強いです。
アニメ版を観ていて、なんかケレンのきいた演出とか視聴者の度肝を抜く内容とか、どこか「少女革命ウテナ」っぽいなと思っていたら、アニメ版いや作品そのものの監督である古川知宏さんが、「ウテナ」の監督だった幾原邦彦さんのお弟子さんと知り、納得しました。
そしてアニメ版が最終回を迎えた後に(アニメ版については、また書きます。たぶん、つなげると恐ろしく長いことになります)、舞台♯2の上映を知りました。

ここから、また舞台の話に戻ります。

上映される場所は、天王洲銀河劇場。
そのことを知った私は、先に舞台版ブルーレイを見せてくださった方と示し合わせ、即座にチケットを申し込みました。
ブルーレイ版で観た舞台のすごさに、すっかり惹かれていたんですね。

そして観た舞台版♯2は、ブルーレイで観た♯1の感動を天元突破するほど素晴らしいものでした。
当時平成三〇年一〇月一三日、私が書いた「つぶやき」を持ってくると、こう書いてました。

「天王洲アイル 銀河劇場でレヴュースタァライトの舞台を観てきました。
 ええと、私のひどく乏しい表現じゃ伝えきれないと思います。
 間違いないのは、『トンでもなくすげぇ』ということです。
 手のひらが痛くなって、脇の下の筋がおかしくなるほど拍手したのは、Aqoursのライブの時以来です。
 観て良かった!」

この時の感動は、今も記憶に刻まれています。

実は、私って舞台やお芝居を観たことって、ほとんどありません。
わずかに、学生の時に芸術鑑賞みたいな感じで観た劇団四季の「オペラ座の怪人」くらいでした。
だから、舞台ってどういうものか、お芝居ってどういうものか、あまり知らなかったんですね。

でも、そんな私でも舞台の迫力とすごさを知ることができました。
ですから、昨年の一〇月に観てしばらくして、舞浜アンフィシアターで舞台版♯2のリバイバル公演があると知って、これも即座に申し込みました。
なんていうか、これも舞台の魅力……いや魔力なのかもしれません。

そして、ようやく話が冒頭の一二日に戻ってきます。
アンフィシアターで観た舞台版♯2は、天王洲銀河劇場の公演と別の「しかけ」があちこちあって、観ていて素晴らしく楽しめました。

さきほど、舞台やお芝居を観たことがほとんどないと書きましたが、しかし私も一定の年代ですので美内すずえ先生の大作「ガラスの仮面」を知っていますし少し読んだことならあります。
特に気に入っているのは、主人公である北島マヤが、共演者の誰もいない舞台で「さも、誰かがいるように演技して見せる」という「ジーナと五つの青いつぼ」の話ですね。

あと姫川亜弓って人がマヤのライバルなんですけど「嫌なひと」というより「カッコいい人」なのも良いです。
じっさい、亜弓さん(このひと、なんか自然と「さん」をつけたくなる方です)は、マヤにとって強大な壁であり立ちはだかる相手ですが、意地悪とか小細工とか、まったく使わないんですね。
むかしの少女マンガ(まあ、「ガラスの仮面」じたいが、もはや「むかしの少女マンガ」でありますが)みたいに、靴の中に画鋲いれるとか、そーいうチャチなことしない人なんです。
また作中でなんどもマヤを励ましたり(といって、決して甘やかしたりしない)、マヤをいろいろ大変な目に遭わせた相手には、本気で怒ったりしました。
こういう魅力的なキャラクターがいるから、連載が始まって四〇年(ひええ!)過ぎてもなお、多くのファンがいるんでしょうね。
もちろん、「恐ろしい子!」の場面で変に有名になってしまった月影千草先生も重要なキャラクターです。
というか、上記の場面ばかりあげられてますけど、月影先生ってお芝居の指導が厳しいほかは、割と優しいところもあったりする人なんですけどね。
あとは、やはり「紫のバラの人」とか。

で、なんで「ガラスの仮面」のことをいろいろ書いたかというと、「レヴュースタァライト」も「ガラスの仮面」の影響が垣間見えるんですね。
特に、舞台版でしか(アニメ版に出てくれたら、さぞ魅力的で強力なキャラクターになってくれたでしょう)出てこない、学年主任の走駝紗羽(そうだ さわ)先生が明らかに月影先生っぽかったですし。
「Show must go on!」の一声で、舞台を動かし、さらにレビューを操る姿は、気迫に満ちていました。

演じている椎名へきるさんの恐ろしく気合の入った演技で、九人の舞台少女たちを圧倒しており、また「ガールズ&パンツァー」の蝶野教官みたいな穏やかな声とまったく別のドスがきいた声で話すので、迫力ばっちりでした。
見せてもらったブルーレイの♯1では、上演がおわった後のトークで、椎名へきるさん本人が「つきかげ……いや、走駝先生役です」みたいなこと言ってたので、劇場が大うけでした。

ほかにも、メインメンバーの一人が「まや」って名前だったりしますから、やっぱり「ガラスの仮面」からも来ているみたいです。
もっとも「スタァライト」に出てくる「まや」って子は、両親が資産家で家族に俳優もいたりするサラブレッドですから、むしろ上記した姫川亜弓に近い立ち位置でしたが。
そういえば、これだけ書いておいてスタァライト九九組に関しては、ほとんど説明してないですね。
そっちも、いずれ書いてみます。
しかし、これだけ書いてもなお、書き足りないことがたくさんあるのもすごいですが。

こうしたわけで、だいぶ傾倒した作品になっています。
ただ、上記したようにクセが強いので、そのぶん評価や反応もいろいろある作品と思います。
ですからまあ、まず観ていただいて、どう思うかでしょうね。
ともあれ、個人的に素晴らしく感動した作品であることは、間違いありませんでした。
今回に書けなかったことは、また別に書いてみます。

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