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2019年07月13日20:38

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延命治療について色々考えさせられた母の死

■老衰で亡くなる人が増加、死因の3位に 超高齢化が要因
(朝日新聞デジタル - 07月13日 18:22)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5705200
 
亡き母はしっかり者で健康其の物で、頭も良い人でした。老いを気にしながら「健康でいたい」と毎日散歩に出かけて、既に脳出血で左麻痺で歩行不能になった父親の介護施設週2回通って面倒を見ていました。父親が92歳で他界。その後徐々に元気が無くなった様子(目的を見失った様子)でしたが、それでも子供に迷惑を掛けたくないと日々散歩に出掛けたり、家事をして頑張っていました。89歳の時に心筋梗塞で入院。その入院先の病院で脳梗塞に罹患。「家で罹患していたら命が無かった」と言われる位広範囲の脳梗塞で認知症になりました。所謂「徘徊老人」で在宅介護が困難で介護施設にお願いしました。認知症と言えど部分的には残っている部分もあって介護職員の好き嫌いは〇×で表現していました。
 そんな母親が食事が全く食べれなくなり飲み物も一切飲めず病院にお世話になる事になりました。当時94歳でした。主治医に「延命治療をどうしますか?」と聞かれました。胃ろうや気管切開等で人工的に生命を維持するかどうか?と言う事でした。三人姉妹で話し合い、当時の母の姿を見て「もう、充分に頑張って来た」と思えたので延命治療はお断りしました。それでも点滴だけで4カ月過ごしました。公立病院だったので長期入院は困難なので所謂「老人病院」へ転医のお決まりの話。色々調べて見舞いに行きやすい病院を選び転医しました。車で30分位の所への転医でした。転医先の病院に行って見ると周囲は管に繋がれて意識の無い高齢者ばかりでした。看護師さん曰く「殆ど家族も見舞いに来ない人が殆どです」との事でした。
 亡き母は「延命治療お断り」だったので簡易な検査を行い点滴治療のみ。転医の負担・検査の負担も重なり転医した日の夜中に下血で意識不明になりました。直ぐに駆け付けて主治医に色々聞きましたが「大丈夫ですよ。直ぐにどうこうなりませんよ」と…
 医療機関に長年勤務していた私には「大丈夫」には見えませんでした。決まりの時間を無視して朝から病院へ見舞いに行くと母が私に向かって「ニコッ」と笑顔になりました。その笑顔が「ありがとう」と言っているように思えて…。私が帰宅した夜中に意識不明になり他界しました。既に内臓はボロボロだったのです。移送によりギリギリだった内臓への負担が掛かった様子です。
 妹家族は間に合いましたが、私達家族は途中で交通事故の渋滞に遭い後一歩で間に合いませんでした。
 94歳と言う年齢。満身創痍でも点滴だけで4カ月も命を繋げる事を知りました。
人夫々でしょうが、程々の年齢ってある様子です。従って私は意識が無い状態での胃ろうや気管切開等の延命治療は望みません。老衰が一番自然な亡くなり方かも知れませんが、長期の臥床は本人・家族にとってもかなり負担な事を色々聞いて来ました。在宅医療の限界もあります。「死に方」を選べないもどかしさ…
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