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2019年07月07日23:18

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自然の現実を追う

■標識ついたブリ買い取ります 回遊調査で放流、全国に?
(朝日新聞デジタル - 07月07日 15:19)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5695854


 比較的環境にくっ付いて移動しやすい魚や鳥や虫について現状を把握することは地球環境を知るうえで大切なことになると思う。

 地球の温暖化が言われ始めて数十年。近年では暮らしの中で直に感じられる気象の異常が毎年つれづれに報告される現状になって来ている。水と大気の循環が活発になって来ていることはみんな薄々認識し始めていて理解も少しずつ進んで来ているところだと思われる。

 人間は社会や法律や慣習や、いわゆる世の中のしがらみに足を架せられているので好き勝手に住処を移動することはそうそう出来ないわけだが、水や空気に付いて動き水温や気温に我身をゆだねて太陽と土と水に追随して生きる天然の魚や鳥や虫に関してはその年中の動きを知ることで地球の自然の今を知ることが出来るものと思われる。

 私の住んでいる鎌倉の海でも、ベラ、アイゴ、カンパチの子供ショゴ、ヒョウモンダコ、などの南方系の魚が増えている。それは釣りが趣味の自分にしてみると子供の頃に居たアイナメやカレイが減っている感じがするのと入れ替わってそういった南方系の魚が増えて来ているのが明らかに感じられる。マハゼに交じってウロハゼが混じる割合も多くなってきている感じがする。ウロハゼは南方系のハゼに当たる。

 ブリが北海道で量産されたり、シイラが北海道で釣りの対象魚になることが近年になって起こっていることからも海の温暖化も確実に進んできていると思われる。海水温が全体として上昇して来ているために梅雨時期の降水量も年平均で上がって来ている。局地的な豪雨や台風の巨大化はこれからも毎年毎年ずっと続くものと思われる。

 住処を簡単に移動出来ない人間の暮らしはどうしてもこの土地に居つく形でこの先も代々続いていくことが大多数となるわけだが、温帯から亜熱帯、亜熱帯から熱帯へとその生活文化を変遷させていくことになるんだろう。

 去年は初冬が暖かく干し柿を作ろうとしたが緑色にかびてしまった。そのうちこの辺りで柿の木は枯れて代わりにマンゴーやバナナなんかが庭に植わることになるのだと思う。

 ブリなどにこういうタグをつけて自然の変遷を把握することで早急に動くことの出来ない人間や植物に関しては手当てを講じなければならなくなるんだろう。ただ、その前に適応できない現実が起きるはずでそれは食糧難や野生生物の衰退という形で人間社会人間文明にも何らかの連鎖を強いられることになるんだと思う。

 気候変動があれば次には必ず食糧難は来る。そう遠くはない未来にそういう連鎖が起きることは想像に難しくない。ブリをこうやって追いかけて観察することで変遷を追うことにつながるからみんなで観察する体制に協力したほうがいいとは思う。
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