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2019年07月07日00:47

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826aska

今日はコンサートを観に行ってきた。
約8年前からYouTubeに動画を上げ、3年前にかのスター・ウォーズのメドレーで一躍有名になったエレクトーン・プレイヤーの826askaさんのコンサートである。
いや、どうやらコンサートではなくライヴというらしいが、アーティスト(又はプレイヤー)がステージ上で生演奏するのを観覧するという点では同じだろう。
そして、そういう催しに参加するのは多分25年ぶり。前回はシンセサイザー・ミュージシャンの「姫神」(※1)のそれだった。
Twitterでの彼女の公式スタッフ(※2)が「仙台での公演はこれが最初で最後かも」なんて言ってたので公表された時点でつい買ってしまったのだが、正直どんな内容なのか想像もつかない。
今年の3月にヤマハからCD・DVDメジャーデビューを果たし、去年からは全国ライヴツアーも敢行している事実上のプロだが、自身にオリジナルの曲は無く(※3)全てカヴァーだけってのもちょっと気になるところではある。

※1:岩手県を拠点とするアーティスト。初代はいわゆるフォークロックに近い形態でシンセサイザーを主体とした民謡風の楽曲を生み出してきたが、初代の死後その息子が名を引き継ぎ、現在はヴォーカル(アカペラ?)主体の宗教的な楽曲に遷移している。

※2:彼女の両親と兄。ライヴコンサートでは他に仲介業者などのスタッフもつくが、Twitter公式アカウントのつぶやきは主にパパらしい。

※3:完コピではなく現代風(又は自分流)にアレンジした楽曲は多い。



前置きはともかく、本日の行動予定は午後イチから始まった。
今のWワークという生活リズムを保つために、なるべくいつも通り昼寝をしてからという予定だったので、見通しは会場到着が開場時刻ギリになる見込みだったのだが、目覚ましより1時間近く早く目が覚めてしまったのでこれ幸いと繰り上げ、まずは地元の茶屋でお土産の調達。
実は彼女、福井県出身&在住で今回が初の東北地方公演とのことなので、仙台ならではのお土産は何が良いだろうといろいろ考えていたのだが、従来お土産の定番だった「萩の月」と「笹かま」(※4)は近年全国各地に類似品が出回ってきたので、10年ほど前に登場し訪問者の好評を得てきた「お茶の井ヶ田」が展開するショップ「喜久水庵」の生大福「喜久福」をチョイスした。
まずは最寄りの喜久水庵で喜久福の基本4種詰め合わせ16個入りを購入、次いで市内の製氷店でドライアイス2kgを仕入れて発泡スチロールの箱に梱包、会場へ向かう。

※4:ライヴ中のトークでは「かまぼこが有名なんだって?」と発言していた。



ナビのマップを見間違えたり、そのせいで余計な渋滞に巻き込まれたりしながらも、開場の1時間前に到着、幸いにして最寄りの有料駐車場にもギリギリで入れたのでまずはコンビニで軽食を摂り、ちょっと時間を潰す。

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Twitterで先輩ファンから「グッズ購入とかあるから1時間前には入ってた方が良いよ」とは言われていたが、何しろコンサート自体が四半世紀ぶりなので、そんなに前に行って大丈夫なのか?と心配になってしまったのだが、これは杞憂だった。

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会場のエントランスに着いてみると、もう既に50人以上の観客が立ち並んでいた。
しかも驚いたことに、公式グッズのTシャツやタオルを身に着けた人がかなり多い。
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最初に見たときは一瞬スタッフかと思ってしまった。それらが昨年からのグッズだと気付くのにしばらくかかったが、結局これらを買うことは無かった。
先輩ファンの助言通り開場前にグッズの販売は始まっていて、エントランスで提携スタッフがグッズの購入を呼び掛けていたのだが、何しろこちらはアホみたいにでかい発泡スチロールの箱(ドライアイス2kg入り)を抱えている上に、エントランスには既に溢れんばかりの観客が詰めかけている。こんな状態で販売ブースに行くのは無理というもので、開場されて提携スタッフにお土産を託した頃にはグッズは完売になっていた。
もっとも、今後また仙台に来てくれない限り使う余地のない物ばかりだったので、果たして「買わなかった」のか「買えなかった」のかは微妙な所だ。

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そしてようやく会場入り。



…結論から言おう。
「姫神」とは何もかも違った。というかこれは「アーティスト」「ミュージシャン」のそれではなく、「アイドル」のライヴだった。
(アイドルのライヴはYouTubeで流し見した程度だけど)
全席指定席だった前売り券の席は丁度客席のど真ん中で、出演者の目線と丁度並ぶくらいの位置だったのだけど、私の左隣の客がとにかくすごかった。
着席するなりペンライト2本と手作りうちわ、待ち受け画面が全て826askaのスマホ(ついチラ見した)をいじりまくり全く落ち着きがない。
そして彼女が登壇するなり「アスカちゃーん!!」と絶叫、その後も何かにつけて「アスカちゃーん最っ高!!」とかとにかく大声で相槌を打ったりリクエストしまくったり、うるさいことこの上ない。周りを見渡しても、間違いなくこれが会場内で一番うるさかった。
正直、こいつのおかげで楽しさも感動も半減したのだが、客席全体のリアクションを見てみると、むしろ私の方が「ノリの悪いつまらない客」だったのかもしれない。
客席のほぼど真ん中で演奏後の拍手以外のリアクションをしない寡黙な客と、その隣のテンションMAXな客という、実に対照的な組み合わせ、彼女の眼にはどう映ったのだろうか。
曲間のトークの中で彼女が現役の高校生で、月曜日には普通に学校生活が待っているのだと改めて気づかされたが、演奏の演技や曲間のトークの堂に入った姿はもうベテランの域に入っている。まだ17歳でコレなのだ。トークで「こんな貴重な体験ができて…」とも言っていたが、確かにこんな経験ができる人はそういないだろう(…あ、秋元康プロデュースの群体シリーズは別ね)。
今後彼女がどんな道を歩むのか、また仙台に来てくれることがあるのか、期待と心配をないまぜにして、今日の幕は下りた。
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