投げ出した人間

■中１自殺、遺族「部活の指導が原因」　第三者委調査へ
(朝日新聞デジタル - 07月02日 12:36)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5688622



　この自殺した人。死んで楽になっただろうか。


　一人あの世で、ほっとしているんだろうか。



　遺族には無念と哀しみと癒しようのない苦しみを残した。

　遺族以外にもこの人に関係していた様々な人々に癒しがたい複雑な苦しみを残した。

　自殺がこの世の中に残したものについてよくよく思いを巡らしてみるべきだと思う。


　生きている間どんなに苦しい状況にさいなまれていたとしても、やるべきことをやらずに自ら命を絶った人は全てを投げ出してもういないのだから救われることは無い。救うことも出来ない。今遺族がやっていることをその人は生きて自分でやるべきだったのではないだろうか。

　自殺は別格の裏切り行為だと社会が気が付かないことがこの国を自殺大国にしている。

　自殺者は被害者ではない。かつて生きている間にはかわいそうな被害者だったのかもしれないが、今となっては最低の裏切り者だ。自殺と言う行為に対してかわいそうにというところまでしか考えられない社会は困難から目を背けることを遠回りに容認していると言える。突き詰まるまで追い詰められた時は死ねばいいと多くの人が無意識の奥底で逃避を選択肢の一つに残しておきたい覚悟の無さを象徴している。



　もう死んじゃっていないんだから、この件はおしまいでいい気がする。