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2019年06月24日10:46

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老人にヘルプマークは必要です

認知症の義父との生活を描く漫画に反響「介護の不安をユーモアでほぐしたい」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5676382
ワタシ74歳で、都心近くの小さな私鉄駅そば500m圏内に棲んでいますが、ここ1,2年、昼間、街を歩いていると、足取りのおぼつかない一人歩きの高齢者をよく見かけます。
改装した駅ビルに大きなスーパーが出来て、むかしからの小売店が店仕舞いしていることもあって、スーパーやコンビニの入り口でしゃがみこんで休憩している老人の姿も、ときどき見かけます。

バスが通らない道が、「老人遊歩道になっている」現状を、行政にも伝えるつもりですが。
区が主導する駅前広場再開発懇談会では、懇談会参加メンバー自体が、「道に看板がはみでてるのは、何度言っても直さない!」とか怒っている「正論おじさん」などが勇んで参加してくるので、懇談会自体が「老人憩いの家」化してるのですが。
口当たりの良い施策をまとめて、国から金を引き出したい区側は、私鉄の意向に忖度して、「街の賑わい」にむけてのアイディアばかりを求めていて、他区に住んでいるコンサルとかに丸投げして、「バス通りの電柱をなくしてバリアフリーにしたい」とか言ってますが。
車椅子のヒトたちからは、「バスが来たときは、電柱の陰に避難してるのに」とも聞いてます。

一方、駅前商店街も、すでに数十年前から世代交代がすすんで、50年前から営業が続いている店は数えるほどで。
多くがテナントで生き延びているのですが、区側はアンケートとるにしても、広報配布組織の町会頼りの「旧住民中心」で、昼間駅前ビルに通勤する若い世代の意見を聞くことは、手段すら考えないので、若いビルオーナーたちからは顰蹙を買ってます。

要するに老人生活と、街の賑わいには、対立点が結構あります。
しかも駅前商店街の若い店主たちは、最盛期には駅から人があふれるほどの隣の駅の観光公害を見知ってますから、コンサルが推進しようとしてる隣駅との間にある急な坂道の開発も、「あの坂があるから、こっちの街には観光公害がこないのに。賑わえば良いってもんじゃないでしょう」とつぶやいてます。

「人が来れば、OK」という、政府が旗をふる日本の貧しい観光行政は、小さな商店街ですら、実感としてもはや嫌われているのです。

で、老人問題ですが、ヒトは、自分が知らないことや体験してないことや関心がないことには、「心理的認知不全を起こしやすい精神的障害」がありますから。
最近古女房とは、LGBTに、J(爺)とB(婆)を加えて、LGBTJBの人権擁護運動を立ち上げるかねと話しているくらいで。
「老人ヘルプマーク」は、いろいろ活用出来たらと思ってます。

それはともかく、街でヨレヨレ歩いている高齢者の光景を見るたびに、学校付近の「通学路」の標識のように、時間を決めてバスを制限して、「老人遊歩道」の印を出すとかしたいですね。
また老人自身も、見た目で分かれば、車が来たときなどは、それなりの注意が払えますが。
一見シャキッとしたお婆さんに、「自転車を置いた駐輪場の場所を忘れたので、一緒に探して欲しい」とかいきなり声をかけられたりすると、こっちが急いでいる時は、戸惑ってしまいます。

区の懇談会に顔出しても、気に入らないと怒鳴りだす老人などには、このマークがあれば、いきなりはケンカにはならないでしょう。

このマークは、多分、本人も家族もイヤがると思いますが、高齢者本人への支援もそうですが、周囲の認識と対応のためにも、認知症確定者は当然として、その前段階のヒトたちも、カミングアウトは気持ちが楽になるとおもうのですがね。
マークの赤が、前段階の人はイヤなら、マダラとかピンクにするとか。
それなら、ワタシ自身、身に着けて活用したいくらいです。

なんであれ、高齢者の生活実態や心理は、まだまだ社会では知られてないことが多くて。
ましてどうした支援が必要なのかも、手探り状態で。
こうしたマークの広がりによって、支援のための知恵を集める仕組みも、生まれやすくなるでしょう。

こうしたマンガが生まれて人気があること自体、社会の必然性を感じます。

介護関係以外の区役所の役人にも、「昼間、街で歩いている人の過半数は老人だ」といって、この漫画を必読書に勧めたいと思ってます。


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