普段競馬の話を良くしている(10割という噂もある)中で、実際に仕事では無縁というべき話なのかというとそうでもない。但し建設業界というのはフランクでオープンな業界かと言われたら、全くそんな事は無く、封建主義的イデオロギー9割で動いている。そのため、美浦や栗東のトレセン施設や競馬場内の施設の見積もりは良くやるけれども、御用達の会社が存在しておりそこをこじ開けるのは難しい。しかも、JRAは半分役所みたいな所なので外部の力の有る設計事務所が関わっていない限り、ほぼいつものメンバーで仕事をする。
はっきり言えばなあなあにもなる。何故この様な話をするかと言えば先週、馬のサプリメントに禁止薬物が含まれており、相当数の馬が出走できないという事態が起きていました。そのサプリメントはJRA公認のサプリメントなので、この様な問題が起きる事自体が有得ない筈なのだ。誰がどの様な検査体制でそのサプリメントを調査していたのか、競走馬理化学研究所があるには在るが、公認するかどうかの時以外は余程の事が無い限り、自分から動くという事はしない。
それならば仕入れ先に責任もって指導をするのは誰かという事になるが、上記した様なほぼいつものメンバーで仕事をする(したい)、その元締めがJRAファシリティーズである。
JRAの子会社でJRAがある限り何が有っても絶対に潰れない会社なので、別に新しい事に挑戦する必要もない。厳しさや荒波など無くてもやっていけるので、寧ろ寝た子を起こす様な事はする気も無い。それが何かと言われれば、たとえ馴染みの業者であっても是々非々で対応するという事だ。これに建設業界的封建主義が絡むとまず変化は起きない。
今回の事件は公正なレース結果に直結するため、そこそこ素早く対応しているとは思うが普段の検査体制はどうなってるの?と思うのが普通の人の感覚だろう。陸上や水泳などでも大会の時のドーピング検査は勿論、日常時でも抜き打ちで検査官が尿検査をしに来る。ましてギャンブルでもある競馬である。岩手競馬の件とはわけが違う。サプリメントにいつの間にか含まれてました、とはお粗末過ぎる。
それでも明日の宝塚記念は一応行いたいから先週急遽取り締まったのだろう。しかし、今回見つかった以外のサプリメントが本当に大丈夫かどうかの検査はいつするのだろうか。宝塚記念の後に行って、実は出走馬に使用されていましたが今回は致し方ないですね、と言うつもりだろうか。手緩いと思います。別にG��1回位止めても平気だと思いますけど。
さて、それを抜きにした時に明日の内容は3点だけ、また藤沢厩舎の不思議な重め残しと今更のキセキの脚質転換さえなければそこまで波乱は起きないと思います。しかし、エタリオウと横山騎手というのが、一番何かやらかしてくれそうな気がしてます。
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