ストレスマップに置けガラクタ

イラっとした時はこう言ったれ、

もしお前これ
俺の人体構造が これお前
怒髪天度によって お前これ
高速に乳首が
振動するタイプだったら
今間違いなく韋駄天振動してたね、って、
間違いもあろうはずがなかったね、って、

その振動によってお前これ
マグニチュード1.5の
地震かな？ってこれお前
無慈悲にあなたを勘違いさせても
あなた怒ることは出来ますか？、って、

そして二匹の乳首は徐々に確実に
その振動によって遠方へと
離れていって
やがて身体からはみ出てこれお前
お前これ
これ見よがしに
錦鯉の口の中に入ったら
それって素敵なことだと
思いませんか？、って、

そしてでもやっぱりそれは
錦鯉の体内であっても
怒髪天により高速振動するので
それを垣間見た者がこれお前
あの振動なんぞや？と
新手のメカか何か？と勘違いされて
無意味な解体ショーにお前これ
繋がるかも分からないので
錦鯉の雇い主の方に
そちらの錦鯉の方
乳首は私のものですので
どうか頂戴仕り候でいかがです？、って、

そう言わざるを得ないね、って、

そして当惑した雇い主から
乳首を二匹奪い取って
お前これ
よく見たらそれはこれお前
家庭用磁気治療器で

これを肩につけたら
肩凝りが治るという
その実感に向かう方向性で
よろしいですか？と
池に映る自分に伺われながら
池に映る自分にお返ししていけ
いいえこれは乳首です、って、

そしたら
あ、わり、なーんだ、
乳首か、これ、お前これ、
乳首か、これお前、なーんだ、
乳首かこれってなーんだ？、って
質問してくるから

それには
んー乳首は焦げた太陽だから
んーすばり晴れ、って
答えていけ、

イラっとした時はこう言ったれ、


脳の回路には【マップ】がある
当然その中には
【ストレスマップ】もある
ストレスマップにいっぱい
置くことが大事なのだ
脳が理解を拒むガラクタを

そうすると脳が勘違いする
ストレスすらもそのガラクタと勘違いして
ストレスを認識しなくなる
たとえ認識したとしても
その対応は排除よりも
放置を選ぶようになる
それは埃一つない部屋にゴミ袋が
転がり落ちてきた時と
ゴミだらけの部屋にゴミ袋が
一つ増えた時の対応の違いと同じだ

しかし脳の回路そのものが
ガラクタで満ちると
突拍子のない虚言症の博士になって
わけわからんことを
並べるようになる
例を挙げるのなら彼の言葉だ

「ストレスは総じてガラクタであるが
　ガラクタが総じてストレスになることはない
　そのことに気付いた時
　私はストレスマップに導入する必要性を感じた
1%たりともストレス構築に関与しない内容の
　アンリンク体を彼方から横槍させる
　必要があるとそう感じたのだ
　アンリンク体を彼方から横槍させるとはつまり
　自身のストレス構築に
　一切関与していない場所から
　自身のストレス構築に
　一切関与しない内容を飛ばすということで
　その内容はストレスマップ導入後も
　ストレス構築にリンクする可能性があってはならない
　となれば必然どうしてもその内容は
　支離滅裂で断片的でガラクタなものとなる
　
　ストレスマップでのストレス回避には
　横槍を彼方から入れる必要があり
　彼方の横槍がどうしたって必要なのだ　
　そしてその『彼方の横槍』こそが『ガラクタ』で
　『ガラクタ』こそが『アンリンクの横槍』だったのだ」

彼はこれを語ったから
アンリンクおじさんと呼ばれている

節度を持っても持たなくても
知ったこっちゃありませぬが
理外のガラクタを
脳のストレスマップにぶち込む時は
気をつけせう
さもないと本気で乳首が振動し始めると
信じてやまなくなる