「若さ」第４９１号
※ 四方山話 ※
◎ 金を！４００リレー ◎
２０２０東京五輪で金メダル期待の競技に男子４００ｍリレーがあります。
柔道、レスリング、水泳、体操など日本の得意種目でのメダル獲得は当然期待していますが、陸上短距離でのメダルは遠く手の届かない夢の存在でした。
ただ、五輪競技で最も注目される種目としては、マラソンや１００ｍ、２００ｍの短距離走ではないでしょうか。
１００ｍや２００ｍでのメダル獲得は至難の業と思われますが、４００ｍリレーとなると外国勢が真似のできないバトンタッチの技と何とか１０秒を切れる選手層の厚みで、上手く組み合わせれば「金」の可能性が高いと言われています。
現在１００ｍの世界１位は９秒５８です。
１０年前・２００９年８月１６日、ベルリンで出したウサイン・ボルト（ジャマイカ）の記録です。
ちょっとクイズですが、ボルトは１００ｍを何歩で駆け抜けたでしょう。
因みにボルトの体格は、１９６ｃｍ・９３ｋｇです。
正解は４１歩です。 スタートと中盤、終盤とでは歩幅も違いますが、平均して１歩が２ｍ４４ｃｍということです。
世界で９秒台の上位はジャマイカとアメリカ合衆国が占めていますが、２０１７年９月９日に桐生祥秀選手が日本人初めて１０秒を切る、９秒９８をマークしましたが、この記録は当時の世界何位だと思いますか？！。
ボルトとの差は０．４０秒です。 何と９９位です。 １００ｍは、０．０１秒の争いということです。
２０１７年・桐生選手が世界ランク９９位の時、 日本の２位は１０秒００で伊東浩司、山縣亮太でした（ボルトとの差は０．４２秒で世界１２７位です）。
４００ｍリレー（４人）では何とか９秒代を揃えたいところですが６月７日、米・テキサス州オースティンで行われた全米大学選手権で日本のサニブラウン・ハキーム（フロリダ大、２０歳）が、９秒９７（追い風０．８ｍ）の日本新記録を出して３位に入り、９秒台の選手が二人となりました。
サニブラウン、桐生祥秀のほかに東京五輪４００ｍリレーの有望選手としては、 山縣亮太（２７歳）１０秒００。 多田修平（２２歳）１０秒０７（追い風参考９秒９４）。 飯塚翔太（２７歳）１０秒０８。ケンブリッジ・飛鳥（２６歳）１０秒０８などがいます。
２０１６年リオ五輪（８月１９日）では、１位ジャマイカ：３７秒２７。２位日本（�〇喝僉↓�飯塚、�６誉検↓ぅ吋鵐屮螢奪検θ�鳥）：３７秒６０。３位カナダ（３位でゴールしたアメリカがゾーン外でのバトンタッチがあり失格）でした。
１位のタイムを４で割と１００ｍを９．３２秒で走っていることになります（３ゾーンでの助走効果）。 前回ブラジルで２位のメンバーに加えて、サニブラウン（２０歳）、多田（２２歳）などの進出で優勝への期待がより高まっています。
６月２７日から福岡で日本選手権が行われます。
注目の１００ｍには、サニブラウン、桐生祥秀、山縣亮太らが出場予定で大会初の９秒台での決着が期待されています。
２００ｍでも、サニブラウン、小池祐貴、飯塚翔太らが日本人初の１９秒台を目指しております。 また、女子１００ｍでも、日本記録保持者の福島千里（セイコー）、復調の土井杏南（ＪＡＬ）、成長著しい御家瀬緑（北海道・恵庭北高校）らの激戦が注目されています。
☂ 梅雨寒です ☂
昨夜から今日（１５日）一日中本降りが続いています。
東北北部も梅雨入りといいます。 長袖、股引でもなお肌寒いような梅雨空です。
夏風邪は犬も食わぬといいますが、体調管理に気をつけてください。
※ 今日は何の日 ※
１５日 明治２９年（1896） 三陸大津波。岩手県・大船渡で３８．２ｍの津波震源は岩手県・釜石市東方沖２００ｋｍ、震度４強。Ｍ８．２〜８．５。死者・行方不明者は、２万１９５９人（岩手県・１８，１５８人、宮城県・３，４５２人、青森県・３４３人、北海道・６人）。
１５日 昭和３５年（1960） 改定・日米安保条約・反対運動激化。国会前デモは約３３万人（主催者）・約１３万人（警視庁）。樺美智子さん圧死。
１５日 平成２４年（2012） 地下鉄サリン事件（平成７年）で全国に指名手配されていた最後の手配者：高橋克也（５４歳）が西蒲田の漫画喫茶で逮捕される（大掛かりな公開写真・賞金１千万円などで店員等が情報提供）。
１６日 昭和３９年（1964） 新潟地震：震度５、Ｍ７．５、津波４ｍ、死者２６人、信濃川河口で大規模な液状化現象（研究・対策の発端となる）。
１６日 平成２８年（2016） イチロー（鈴木一朗・４２歳）が日米通算４２５７安打・新記録（日本で１２７８本、米国で２９７９本）。
１７日 嘉吉３年（１４４３） 能楽・世阿弥元清・没（８１歳）。「初心を忘るべからず」：能楽の古典「花伝書」の別紙、口伝に書かれた一節。
１８日 平成３０年（2018） 午前７時５８分、大阪府北部を震源とする直下型大地震。震度６弱、Ｍ６．１、震源の深さは１３ｋｍ。死亡・５人、負傷・４１６人。大阪府と京都府では１６２６人が避難所に避難（６月１９日現在）。住宅被害、全壊３棟・半壊１９棟（大阪府）、一部損壊６７７０棟（大阪府・京都府で６７６５棟）（３０年６月２４日現在・消防庁）。
１９日 昭和１９年（1944） マリアナ沖海戦。（太平洋戦争16.12.8~20.8.15.）旗艦・空母「大鳳」が米潜水艦の魚雷攻撃により爆沈するなどにより、敗退。（連合艦隊第一機動艦隊 司令長官 小沢治三郎中将）。
１９日 桜桃忌 小説家・太宰治（明治４２年（１９０９）６月１９日〜昭和２３年（１９４８）６月１３日）が愛人・山崎富栄と玉川上水で入水自殺（３８歳）。６日後、太宰の誕生日に発見された。三鷹市・禅林寺で法要。
２０日 明治４５年（1912） 「開南丸」東京・芝浦桟橋に帰着（1910.11.29.東京出港、南極探検第1次・2次）白瀬中尉南極探検隊歓迎式（５万人）。
２１日 平成２８年（2016） 舛添要一（６７）東京都知事が政治資金の公私混同疑惑などで辞職（前任の猪瀬直樹知事も２４年１２月に同様の事由で辞職）。参議院選挙と同時期となって国政問題。７月３１日・都知事選挙。小池百合子：圧勝（政党支持なし）、増田寛也（自公）、鳥越俊太郎（４野党連合）が大敗。
※ 季節の句 ※
梅雨さびし 夢の中にも 降ってをり 岩見静々
草餅を 懐に入れ 渡し舟 佐野浩平
里山や 大会の跡 すみれ草 若さ
以上 「若さ」第４９１号
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