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2019年06月09日03:30

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収入の壁について

 いわゆる収入の壁というものをいくつか体験してきた。
 これはなべなベが知る限りでどのマネー本にもセミナーにも「レッドゾーン」だとか「サバイバル領域」だとか呼ばれて一括りにされ、細かく扱われてはいない「サバイバルする現代日本人」たちの経済指針となるかもしれない可能性にかけて、脳内で考えて来たものである。
 主にこの4年間で自身が0から登って来た体験から今までのものをまとめてみよう。

1.0→1の壁
 無職無収入から収入を得るという壁。
 ハローワークからもう近辺であなたに紹介できるところはありませんと言われたところスタート。
 この時期が最も辛かったと思う。どこへどう進めばいいのやら。
 今日明日の生活で精一杯なため、働いているわけでもないのに疲弊していて、いつも頭も顔もボヤッとしている感じ。
 数十円でも安く買い物するために数十分間をかけることなんてザラにあり。
 知人の御恩で週1実験店舗で数時間手が必要な間だけ手伝わせていただくことで乗り越えた。
 2015年3〜6月 年収にして10万円

2.月収7万円の壁
 家賃光熱費食費をギリギリ自活できる水準。
 以前2年間居酒屋バイト1本でやっていた頃もここ。
 ネット申込から入ったピザ配達のアルバイト。
 月の出勤日と時間により5〜9万円程度となった。
 毎日食べる物を何にするか等の生活レベルの計算や段取りに日々4割くらいエネルギーを費やしていた気がする。
 仕事帰りに、時間帯によってディオとマルマンの安く済みそうな方で、大量に買い物をして坂道を自転車で運び更に疲れて帰る生活。
 出かけようにも「こんなところでお金使ってていいの?」と周りから突っ込まれ、おちおち外食や飲みにも出かけられない始末。
 2015年7月〜11月

3.月収10万円の壁
 アルバイトのレギュラーメンバーとして認められることで8〜15万円となった。
 たまの外食や飲みくらいは許される身分になった(笑)
 2015年12月〜2016年11月

4.月収17万円(年収200万円)の壁
 以前の居酒屋と牛丼屋など複数バイトで長時間過酷労働していた頃はお金だけこの壁を超えて最高月収25万円までいって同年代の島根のサラリーマンより稼いでいたものの心身の健康を著しく害していた。
 知人が店長を務めるカラオケネット漫画喫茶からお声がかかりダブルバイトを組み合わせることで乗り越えた。なべなベの居場所はどっちかの店という長時間労働。
 ここまできてやっと本屋で売られているような『月収17万円からの〜』とか『年収200万円からはじめる〜』とかいう本の最低ラインとして書いてあることが、ただのイヤミな美辞麗句ではなく見えて来て、実践に役立つようになる。
 2016年12月〜2018年5月

5.年収300万円の壁
 いわゆる「今の30代の平均所得は300万円台しかない」の「しかない」ところにひっかかるところ。
 県外に出稼ぎに行くという決断をして古城派遣という手段を選んだ。
 ここで生活や返済しながらも多少は余裕のある生活というものが出来て来る。
 お金の使い道に関しても日常アレコレ細かく言われることは減って来る。
 普段のお金の話が数十円数百円の差を気にするようなことはなくなって長時間迷うくらいなら買ってその分時給を稼ごうという雰囲気になった代わりに、手取りがいくら?総支給は?期間工と派遣ってどっちが得なの?うちよりもどこの派遣会社ならどうのこうの…という団栗(どんぐり)の背比べが頻発するようになった。
 2018年8月〜2019年1月

6.手取り月収30万円(総支給年収400万円)の壁
 島根出身の30代にしてはちょっとがんばって稼いでるねってライン。
 派遣先が某大手となることで達成。いわゆる手取り月収は28〜32万円。
 事前説明で「3か月間1回目の更新さえ乗り切れば後は無限ループ」などとその気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ(CV家弓家正)
 2018年2月〜5月

 そして今また1の段階からの挑戦となる。今度は住んでいる地域と前職の経験とで5くらいから始められそうというのは気が楽でありがたい。
 10日前に契約NGを出されたのは契約違反だろうとはいえ、何度も経験してきた「明日から来なくていいよ」に比べたら軽いもんだ。ただ引っ越しが同時に付いて来るのがきつかったけれど、それも高給もらってた分からギリギリ入居初期費用は捻出できる。
 ただいまロストキャンバスはブルージーンズ並に真っ新(まっさら)だ♬

 この次に来る壁は恐らく年収600万円=独立自尊で生きていけると言われている階級。一昔前の流行語でインディーってやつ。
 その前に500万円というのはあるかもしれない。確かによほど運と縁とタイミングと継続できる職場環境などが揃わなければ、派遣、契約、期間工というゼロキャリアでも飛び込める仕事では、500万円を越えられるところは少ない。
 その次が年収720万円=何があっても自分と家族は守って行けるとされているところ。いわゆるインタディー。某大手工場の組長は月の総支給が77万円と豪語していたからここも軽く超えているんだろう。大手でも安泰ではない時代になったとはいえ、やはり大手の正社員を順調に登っている人はそれなりに収入で守られている。

 まあ引っ越しの合間に気分転換に書き出すのはこのくらいにしておこう。
 この内容をバックボーンに体験談を追加したりビッグデータを分析したりして裏付けを取りながら肉付けしていけば、新書1冊くらいは書けるんじゃなかろうか。それがかつての自分らのようなお金に苦しむ人々の助けになれば、これ以上の幸せはない( ^ω^)・・・

 という引っ越しとか大掃除とかいう作業になるとなぜか立ち向かう気力が失われていく自分の罪滅ぼし的な戯言でござった。
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