mixiユーザー(id:15271383)

2019年06月02日13:54

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先進国が大転換した欧州議会選挙

欧州議会選挙の結果は連立与党が過半数割れしたもののEU懐疑派が大きくは伸びなかったので親EU派とEU懐疑派とに分ければ全体ではそれほど大きくは変わらなかった(図左)、として安堵の論調が多い、がしかし、

国別に見れば(図中)先進国の英国、フランス、イタリアは共に親EUの与党は大敗、EU懐疑派が大躍進のトップです。経済成長を目指すならEU結束が合理的なところEU懐疑が躍進したのは経済成長からの転換といえる。ドイツは途上の東ドイツを抱えているので微妙だがやはり与党は大負け、経済成長懐疑派の緑の党が躍進です(図右)。東欧の途上国はEUによる経済成長を期待しているのでEU全体では大きな変化に見えないけれど先進国はおしなべて経済成長懐疑に大きく傾きシンギュラリティを超えた画期的選挙結果と言えます。

つい先年まで先進国サミットでの首脳宣言が「あらゆる方策を講じて経済成長を目指す」としていたのがウソの様な地殻変動です。遂に先進国はアメリカ、英国、フランス、ドイツ、イタリアと雪崩を打って経済成長主義から大きく舵を切ったことになります。いよいよ日本も途上国みたいにGDPが少しばかり上がった下がったと一喜一憂している場合ではありません。

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