仮面の激白

今日から６月であり今月が終わると一年の半分がもう終わりである。昨日近所の酒屋レジのＷさんとはぼやぼやしてるとアッちゅう間に大晦日だね今年の紅白誰が出るかねなどと話し出したら気が早いねと笑われた。なれど金爆や小林幸子が出ない昨今の紅白なれば楽しみはＰｅｒｆｕｍｅだけだとほざき次いでどうせなら八代亜紀さんや水前寺清子さんにも出て欲しいねなどと加えたところＷさんから昭和が好きなのねと言われてしまった。いま令和。もう元号でふたつ前になっちゃったのね昭和。なんだか寂しくなりました。

そんな五月最後の昨日、時間が取れたので急遽実家の墓参りに行くことにし車を駆り出した。幹線道路に出ようとしたところ左側に大きなワンボックスが工事車両であろうか停車して荷下ろしをしていたため左から来る車の見通しが悪かったので運転車両を心持ち前に出していたところ、右側から走行してきたシルバー色の軽のワンボックスにブアパパパーッ！と大きなクラクションで警笛を鳴らされてしまった。そのためビビった僕は警笛鳴らした車をしげしげと眺めるとなんと運転手は推定年齢４３歳ほどの女性でしかもこちらに顔を向けて僕を睨みつけながら左手中指をファック！と突き出してものすごい形相で走り去って行ったのだった。



こんな感じ。口を開いていたので僕に対しておそらくバカヤロー！ぐらいほざいたものと思われる。瞬間合った彼女の眼差しは凶相の三白眼であった。
生まれて５３年運転歴３０年強で女性相手に中指突き付けられてファッキュー扱いされたのは昨日が初めてであった。

そうして僕はどうだったかというと腹を立てる以前にその女性のことに思いを馳せた。こいつには亭主がいるのか子どもはいるのかいたとしたら彼ら彼女らに対してどう接しているのか仕事しているのか職場同僚とどう接しているのかどんな仕事かブルーカラーかそれ故に社会に反感を抱いてはいまいか両親は健在か親に対して果たして敬意を払ったことなどあるのかとかの女性に対して勝手にあれこれ案じたものだった。

おそらくとっさの所作でかようであったのであるからしてそれが彼女の本性であろう私生活も相当荒れているんだろうなあと暗然たる思いにさせられたのであった。
よく僕はわたしはハンドル持つと性格が変わりますなどと嬉しそうにほざく輩がいるがああいうのをバカと言う。性格変わったと自任しているハンドル持ちのそいつこそがその人間の本性であるに相違ないからだ。

僕の持論であるが酒飲んで酩酊するハンドル握って激高するその沸騰こそがその人自身の本性であり本来の人となりだと思うのだ。そうしてふだんおとなしくしているのはそいつがただネコをかぶって仮面でいるだけの話である。

きっと昨日の女も非道い性格でもってヒドい生活を送っているに相違あるまい。そう思いつつかつて社会に周囲に不満を抱きつつ酒飲んで暴れていたことのあった僕自身を思い出しやはり後悔悔恨させられるのであった。あの頃の僕も相当なものであったであろう。
そんな反省があるからこそ最近では酒席に運転時は特に気をつけようと思っている。上品ドランクドラゴンに上品ドライバーでありたい。そのことである。
車の話が続くが今朝の朝刊のブチ抜き広告が目を惹いた。



マツダが新型ＭＡＺＤＡ３をついに世に出した。国産車名アクセラは海外ではＭＡＺＤＡ３の名で売られていたが今般販売名称を海外版と統一するらしくなんだか外車の名前みたいでカッコいいではないか。今までのアクセラも良いクルマだったので新型を販売店で是非拝みたいと思う。最近のマツダの車ってヘタな外車よりカッコいいからね。
今朝は天ぷらを揚げた。



お昼は天ざるそばにするのだ。そして今日は家内の許しをすでに得ており夕方から外出するのだ。今年一月に高卒以来に再会したＦくんと再会するのと更にもうふたり同級生とやはり卒業以来の再会を果たす４人会を野毛で開催するのだ。先日からこっちずっと胸躍っておりました。楽しみです♡。