レム『カズマサ様…めぐみん様…ゆんゆん様…ダクネス様…これで4つ…揃いましたね…』
ラム『エリオ…やってみなさい!』
エリオ『はい!』
石像にされた4人は10年後…
天空の剣の力によって石化を解除された
天空の剣を使ったエリオと呼ばれる少年はカズマサとクリスの間に産まれた息子であり
18歳の父親と10歳の息子
2人の初対面は親子と言うよりは兄弟のような印象を持つ事になった
エリオ『お父様…初めまして…エリオと申します!』
カズマサ『エリオ!?そうか…もう…10年も経つのか…アリシアは?』
アリシア『私はここにいるよ!』
カズマサ『ははは…2人共…子供の頃の母さんにそっくりだな…』
ラム『カズマサ…いくらなんでも自分の子に手を出したら許さないわよ?』
カズマサ『何でそうなるんだよ!?』
アクア『エリオ君がそっくりなのよ…男装王女だった頃のクリスにね…あんた…自分の好みなら性別は関係ないタイプでしょ?』
カズマサ『こいつ…言いたい放題言いやがって…ってかなんでアクアがここに!?』
アクア『行方不明になっていたみんなの探索を手伝っていたのよ…でも…クリスだけは見つからなかった…』
カズマサ『クリスは光の教団にいるよ…間違いない…』
アクア『どうしてわかるの?』
カズマサ『ゲマの野郎が言ってたんだ…イブール様の元へ連れていくって…』
ラム『仮に光の教団にいるとしても…教団の大神殿に一般人が入るのは不可能よ…何か考えがあるの?』
カズマサ『ある…答えは…この腕輪だ!』
10年ぶりに石化を解除されたカズマサは光の教団の総本山である大聖堂を叩くべく
レヌール城へと向かった
それは復讐の為に魔王の力を借りる恐るべき決断であり
これにはベルディアも困惑していた
ベルディア『確かに光の教団は俺達にとっても目障りだ…共同戦線を張りたいと言うのなら協力しよう!』
カズマサ『ありがとう…』
ベルディア『しかし意外だな…てっきり紅魔の娘とくっつくかと思っていたが…仕方ない…この俺が貰ってやろうか?』
めぐみん『ひっ…』
ウィズ『ベルディアさん…めぐみんさんが怯えていますわ…』
カズマサ『ベルディア!お前!めぐみんに何をした!!?』
ベルディア『え…いや…そ…そうだ!お前にこの魔剣を送ろう!』
カズマサ『魔剣…だと?』
ベルディア『我が軍は3日後に大神殿を襲撃する…当然教団の人間が死ぬ事になるが…いいのだな?』
カズマサ『構わないさ…クリスを助けられるなら…悪魔にでも魔王にでもすがってやる!』
ベルディアとの共同戦線で
一行は大神殿を襲撃…
教祖であるイブールは
襲撃など夢にも思っておらず
その間にも
彼はお気に入りのクリスに迫っていた
イブール『クリスよ…いい加減に我が手に堕ちないか?これ以上痛い思いはしたくあるまい?』
クリス『……』
イブール『まぁ良い…時間はいくらでもある…人間は歳をとるのが早いが…石化しているなら話は別だからな…』
イブールはクリスと話す時のみ彼女の石化を解除し
その度に
クリスは石化の痛みと恐怖を味わう事になった
何も知らないイブールは本日2度目の強姦をクリスに試み
クリスは石化が解除されたその瞬間
魔剣がイブールの体を貫いていた
イブール『き…貴様は…』
カズマサ『光の教団に全てを奪われた復讐者…とだけ言っておこうか…』
イブール『どういう事だ…まさか大神殿の人間を!?』
カズマサ『あぁ…逆らう奴は魔物も人間も皆殺しにしたよ…』
イブール『や…やめ…』
カズマサ『メラゾーマ…』
イブールはカズマサのメラゾーマによって焼却され
カズマサはクリスの元へ駆け寄った…
クリス『来て…くれたん…だ…』
カズマサ『クリス…ごめん…俺が…お前を守れなかったばっかりに…』
クリス『泣かないで…あたしなら平気だよ…』
気丈に振る舞うクリスだったが
10年もの間
石化と強姦を受け続けた彼女が大丈夫なはずもなく
1人では歩くことさえ出来ない彼女を
カズマサは抱えて歩き出した
ゲマ『ほっほっほっ…人間の愛の力は素晴らしいですね…まさかイブールさんを倒してしまうとは!』
カズマサ『ゲマ…お前の相手はいずれしてやる…今は関わらないでくれ…』
ゲマ『おや…父親の仇である私が憎くはないのですか?』
カズマサ『今は時間が惜しい…1秒でも長く…クリスの側にいてあげたいんだ…』
ベルディア『そういう事だ…ゲマよ…どうしてもと言うなら…俺が相手をしてやるぞ?』
ゲマ『これはこれはベルディアさん…まさか貴方が人間の味方をするとは…』
ベルディア『人間の味方ではない…光の教団が気にくわなかったから協力しただけだ…』
ゲマ『仕方ないですね…ここは退きましょう…カズマサさん…貴方との決着…魔界にてお待ちしてますよ!!』
カズマサ『……』
ゲマの言葉を聞き流したカズマサはクリスを連れてキメラの翼を使い
グランバニアで待つ仲間たちに
イブールを倒した事を報告した
クリス『ただいま…10年ぶりだけど…みんな変わってないね!』
めぐみん『みんな石像にされてましたから…歳をとったのは貴女のお子様達だけですよ…』
エリオ『お母様…初めまして…エリオと申します!』
クリス『えぇと…男の子…だよね?昔のあたしって言うか…今男装してもそっくりだよ…』
カズマサ『じゃあさ…女装させてみたら王女だった頃のエリスに…』
ラム『カズマサ…さすがに引くわ…』
カズマサ『冗談を真に受けないで!』
クリス『それで…魔界に攻め込むんでしょ?日時はどうするの?』
カズマサ『レムの傷が完治してからかな…ラムにはお前の世話をして貰うから…』
クリス『何言ってるの?あたしも行くからしっかり守ってね?』
カズマサ『1人じゃ歩くことも出来ない人が何しにいくんだよ!?』
クリス『1週間だけ時間をちょうだい…ベストコンディションまで仕上げるからさ!』
めぐみん『無茶ですよ…いくらなんでも…』
クリス『無茶でもなんでも…あたしはやるよ!お義父さんの仇は…あたしが討つから!』
周囲が反対するなか
クリスは魔界での決戦に参加を表明し
1人では歩けない状態から
僅か1週間で模擬戦にてカズマサを倒せるレベルにまで仕上げてきた
彼女の精神力は尋常ではなく
自身が拐われた事で周りに迷惑をかけた事をかなり悔やんでいるようだった
エリオ『凄いや…お母様…こんなに強かったんだ…』
ラム『問題は無さそうね…魔界には全員で乗り込みましょう…』
カズマサ『……』
魔界への行き方をベルディアから聞いた一行は
メンバー全員で魔界へと殴り込む事になり
魔界に到着したカズマサ達は
唯一の街であるジャハンナを拠点に
ゲマの待つエビルマウンテンへと向かう事になった
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