今日からです。

　先週末に僕の属している「水ぐき会」という仮名の古筆研究会から展覧会があり，これに参加しました。僕は，「高野切第二種」の一部を臨書して，軸装にして出品しました。表具を上品に仕上げてもらったため，何とも言えないくらいの上品さになってしまいました。この作品を今年はパリで行われるSNBA（フランス国民美術協会展）に持って行きたいと思っています。日本の仮名は意外にパリで受けているんですね。
　さて，そんなこんなで，あっという間に三日間の休みが終わり，今日からまた４日間の勤務が始まります。今週は水曜日に中国語勉強会が無いので，早めに帰れるので，少しでも書道の練習をしておかないと，大変なことになりそうです。一歩一歩ですが，やっていきたいと思っていますので，またよろしくお願いいたします。

　うたよみをひとひねりしてまたしてもかんがえすぎのふできをおもふ
　（歌詠みを一捻りしてまたしても考え過ぎの不出来を思ふ）
　歌詠美遠非止比祢利之天万多之亭毛考衣過支乃不出来越於毛婦

というところでしょうか。歌は考えすぎれば過ぎるほど，何とも言えないようなへんてこな歌に成っていきます。今の僕がそうだと思います。本当に良い歌を詠むことはなかなか難しい。とはいえ，良い歌が出来ないと，良い書に反映することもなかなか難しい。人の歌ばかり書いていたのでは面白くないですしね。