今週、職場であった話。
後輩のM君が、
「電子決済で否認されました。書類不備だそうです。なんででしょう?」
と訊いてきた。
うちの会社は、簡単な業務なら電子決済で処理できる。
昔は、決済書類を作成して、相手の担当者のところに持って行って、
説明してサインをもらっていたことが、
いまや書類を電子ファイル化して、システムで承認してもらえるのだ。
でも、些細な書類不備のときは、相手もわざわざ理由を電話連絡することもなく、
「書類不備」という定例文を付けて書類を戻してくるだけなのだ。
書類を見せてもらって、私はすぐにM君のミスに気がついた。
「日付を入力ミスしてるよ。令和0年になってる。」
と教えてあげた。
ところが、これは入力ミスではなかったのだ。
M君がすごいことを言った!
「えっ?今年って令和0年じゃないんですか?令和元年って令和0年のことでしょ?」
おいおいおいおいおい・・・
M君が作っていた書類は、西暦表記ができず、
令和□年と、□の中に数字を入れる設定だったため、0と入力したらしい。
M君は決して仕事のできない社員じゃない。
それどころか、大卒で、中堅クラスの社員の中じゃトップの優秀さだ。
私も自分の分野じゃない仕事でわからないときは、M君に訊いたりする。
「今年は令和1年だよ。だって来年は令和何年になる?」
「来年が令和1年でしょ?」
慌てて、彼が今年度作った業務の長期計画表を確認した。
既に上層部にまで上がっている計画の年度が、
1年もズレていたら大変なことになると思ったからだ。
幸い、この計画表は西暦で作ってあったので大丈夫だった。
確かに、平成元年の次が平成2年になったとき、
M君は小学校前だったから、意識はしなかったんだろうけど、
「元年=1年」って常識じゃないのかなぁ?
1月1日を元日と言うじゃないか。
いやあ、驚きましたよ。
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