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2019年05月17日23:04

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『JAWS/ジョーズ』

午前十時の映画祭のスピルバーグ特集の最後を飾るのは、『ジョーズ』です。
1974年公開で子供の頃に劇場で観て怖かったことを今でも覚えています。その後TVで見ているはずですが、記憶は劇場公開のときです。

舞台はアメリカの海岸リゾートのアミティ、若い女性の死体が発見され、それが鮫の被害であることがわかります。対策が不十分でさらに犠牲者がでて、警察署長は海洋学者と一緒に漁師の船に乗り、ジョーズ退治に繰り出します。

ジョーズが登場するのはなんと始まって1時間後、それまでは姿を見せず音楽や他の鮫を使ってこちらの想像をかき立てます。突然死体がでたり驚くシーンが続き、とにかく緊張の連続で、ジョーズが登場してからはまったく目が離せません。人間が襲われるときに海中からの映像が挿入されるのも、人間ドラマでありながら主人公はあくまでジョーズであることを伝えます。
現在の怒濤の映像のパニックはありますが、原点はこの時代のニューシネマにあるのだなと感じます。

登場人物が素晴らしく、鮫退治のプロの漁師役のロバート・ショー、よそ者だが使命感はある警察署長役ロイ・シェイダー、自信家の海洋学者役リチャード・ドレイファス、3人のかけあいが見事です。一方昔から指摘されていますが、女性のキャラクターの造形が浅さを感じます。
スピルバーグの傑作であることは間違いありません。スピルバーグは偉大です。


写真は午前十時の映画祭のパンフから、3作すべて観ることができました

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