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2019年05月13日19:43

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カパラソンの船旅 16

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 カパラソンは水素貯蔵タンクを満タンにしたい。海溝と島の間の浅瀬でエネルギーの補給をしている。海流に乗せて太陽電池の布を浮かべ発電している。
啓太「よくあれだの魚雷を避けれたな」
ムカスイ「小舟は自分で魚雷を避けれるからね。
桟橋は折れ曲がって船を支える。かなり高速移動だしもはや曲芸だよ」
桟橋を見るとなるほど各所折れ曲がりやすい間接のようだ。
啓太「ところで地球の海溝は大陸に沈み込む隙間だよ。惑星ヴァッサはだいぶ違うようだね」
ムカスイ「海溝はマグマが渦を巻いて沈み込むそれそのものだよ」
バンクルが甲板に来て太陽電池シートを見ている。
水素の補充を考えているのだろう。
啓太「船長。この特殊な海溝と島はどうやってできたんですか?」
バンクル「ん?そうだな。海溝は沈み込むマグマで巨大なほど結局深い場合が多い。
島はプレートから飛び出るマグマだが、
実は、沈み込む海溝の総面積と飛び出る島の総面積は同じだそうだ。
海溝が島を作っているのかもな」
啓太(パスカルの定理か)
カパラソンは太陽光発電の布を回収すると出航した。

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