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2019年05月11日21:58

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第3期オンエアに寄せて。

TVアニメ『のうそんびより』3期制作決定なのん PVも公開
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5615370

田舎(と言っても、過疎地や限界集落ではありませんが)で育ち、一人東京へやって来た自分からすれば、こういう作品は何も考えずに楽しめるジャンルではないかと思います。緑の山々に白雲浮かぶ青空、小川のせせらぎと田園風景、木造りの農家や水車小屋…本作はその圧倒的な背景美術と、微笑ましい子供らの日常が上手く描かれており、所謂”萌えアニメ“ではない所が見どころであります。最初に知ったのは第一弾が終わった頃で、ネットで「難民大量発生アニメ」として評されていた際に興味を持ちました。やがて第二弾+放映直前スペシャルがオンエアされると聞いて、もちろん全話録画。噂に違わず、のほほんとしながらもツボを抑えたストーリー構成、特に主人公の”れんちゃん“がカブトエビを飼育する回は値千金のものがありましたカチンコ

前半では皆んなでカブトエビを採取、れんげは「ひらたいらさん」と命名して教室で飼育を開始。そんな中で季節は梅雨入りし、外は毎日雨模様。れんげは自ら”てるてる坊主“に扮してスコップで如雨露を鳴らして村道を練り歩き、目撃した小鞠がお化けと間違えて絶叫狼狽するシーンでゲラゲラ笑わせられます。しかし一転して後半、寿命の短いカブトエビは死んでしまい、悲しみにくれる”れんげ“の姿が描かれます。一同慰める中で、ムードメーカーの夏海が機転を利かせて、一旦は埋めた土を水槽に戻すと翌日にはカブトエビの卵が孵化し、れんちゃんには笑顔が戻って絵日記を書き直すシーンは実に秀逸なエピソードだと思ったものです。”ひらたいらさんがうまれました“の絵がアップされるシーンはウルウル来るものがありました泣き顔

また都会から来た蛍と無言のお兄ちゃんは大変重要な存在で、本作の案内役であると言えます。見た目高校生くらいなのに実は小学生の”ほたるん“は、普段は大人として生活しながらもアニメを見る時は子供に帰るアニメファンの姿。お兄ちゃんは更に熱烈な「のんのん」のファン達を暗喩しており、無言だけど君達(劇中のキャラ達)をそばで見守ってるよというメッセージを感じます。映画版で沖縄行きの切符を当てたのも彼ですが、それには「沖縄旅行=映画公開」に漕ぎ着けたのはお兄ちゃん(ファン達)のおかげ…という意味が込められているんですね。ともあれ、本作が再びアニメになるという事は誠に嬉しいもので、去年映画を見に行ったのが効いたのかな…と思っております。ただ一番気になるのは放送時間帯で、やはり深夜なのかと思うと残念ですね。こういうアニメは是非とも子供らに見てもらいたいのですが、現状では難しいのかしら。昔は田舎でもテレ東アニメを土曜の朝七時半とかに週遅れでやってましたが。いずれにせよ、第三弾が非常に楽しみであります
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