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2019年05月08日19:05

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存分に甘やかしてくれよう

No.0411

※イラストを御覧の際には、画像を拡大して下さい。

Illustration Vol.83

2019年4〜6月期のアニメイラストとなります。
今回はKADOKAMAのウェブコミック配信サイト『コミックNewtype』で連載中の
『世話やきキツネの仙狐さん』から仙狐さんを。

本作はこれまでのアニメとは少し違う手法を用いています。
ブラック企業に勤め、心身共に満身創痍なサラリーマンの中野氏の視点で
描かれているように感じたほど。
ある日の晩、激務を終え終電で帰宅後の彼を待っていたのは、
料理を作る謎の少女。

彼女の正体は齢800歳の神使の狐の“仙狐”。
何故、彼の元に訪れたのか。
突然の出来事の中、疲労で幻覚を見たと勘違いをする中野氏。
実は仙狐さんが中野氏の元へやって来たのは、
彼を癒すだけでは無く、彼の祖先と何かしらの縁があった事から、だという。

一人暮らしで毎晩帰って4時間ほど寝てまた出社の中野氏、
いつか彼が疲労困憊で死んでしまう、と思い仙狐さんはあの手この手で中野氏を、
“存分に甘やかしていく”。

外見は幼女の仙狐ですが、やはり800歳という年齢からなのか、
時折、おばあちゃん的な素振りも見せる事もしばしば。
文字を読む時は老眼鏡、朝は早めに目が覚める、機械にはかなり疎過ぎる等。
それでも老人的要素を加味しても、
この“のじゃロリ”(古風な喋り方の幼女、の意。)は、何でも作者の願望から生まれたとか。
「のじゃロリ狐娘に癒されたい!!
でもそんな作品は無いから、無ければ自分で作ればいい!!」
↑↑↑この素晴らしい発想、ここまで普段お疲れなのか、と思うほどです。

アニメ制作は、前期から引き続き“動画工房”ですが、
ここ最近の動画工房、えらい頑張っているな。
特に夜景の作画(1話冒頭)、気合い入り過ぎやろ。

中野氏に関してですが、
結構私に近い性格で、頼まれたら上手く断れない部分等は共感出来ますし、
あれだけ自分自身を犠牲にしてまで、
他人の為に見返りなど求めずに仕事に真剣に取り組む姿勢、
私が異性ならば、仙狐さん同様確実に惚れているな。
(1話で仙狐さんも「わらわ好みの男じゃからのぅ」と言っていたので。)
だから、あれだけ身体を壊してまで頑張り続ける姿にもう感動です。

本編終了後の“スーパー仙狐さんタイム”が、
まさに最初に取り上げた“少し違う手法”というコーナー。
正直、始めは『小林さんちのメイドラゴン』みたいなテイストかと思いきや、
ほんの僅かな違いで仙狐さんの穏やかな要素が、
メイドラゴンの活発な要素よりも新鮮に感じたのかも。

このコーナーは、いわゆる主観で仙狐さんに(視聴者が)癒される、というもの。
1話の時点で即このコーナーの意図が分かりましたが、
その日放映された本編の一部分を切り取って、
視聴者が中野氏のような激務サラリーマンとなって、
仙狐さんとコミュニケーションを取ります。
画面越しで話しかけてくる仙狐さんは、普段頑張っている人達へ向けての清涼剤的な役目。
何度も同じ事を書いているのは分かっていますが、
毎週木曜の晩にはこのコーナーで、精神的疲労を取っています。
最後の優しく「おやすみなさいなのじゃ」と言ってくれる仙狐さんの声で、
即寝落ちしそうな子守唄効果も。
(実際、4話では子守唄を唄ってくれましたが。)

後、仙狐さんの口癖である「うゅん」や「うゃん」といった可愛らしい声で、
(可愛いと言えば、耳と尻尾のもふもふ、あの感触は中野氏同様、私も大好きっ☆)
上記のコーナーが更にマイナスイオンを纏ったかのような感覚に陥る事も。

ただ、アニメ作品ですので、いつかは終わる時が訪れます。
その時にそれまで癒されていた我々は、
普段のアニメ改変期とはまた違った虚無感に襲われるのでは?
作中の中野氏は、これから先もずっと仙狐さんに癒される日々を送る。
よくよく考えてみれば、最終回が近付くにつれて
その何とも言えない恐怖に似た感覚も膨れ上がると思うのです。

それが冒頭で取り上げた“少し違う手法”の2つ目の理由。
『がっこうぐらし!』のような凄い裏切り(作風が良い意味で急に変わる等。)は
無いと思いたいですが、
最終回の時点で、私はどういった感覚に襲われるのだろうか。

余談ですが今回のイラストは、仙狐さんが可愛過ぎたので即描き上げました。
ミニキャラ、本当は苦手としているのですが、
思い切って描いてみましたが、やはりバランスを取るのが難しい……。
「わたてん」の花の修正作業とほぼ同時進行でしたので、
4月に完成予定が、結局5月の新時代に跨いでしまいましたとさ。

2019/05/08 MARL
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