カーナビが世間に広まってきつつある頃の話だ!
ワシは工務店に勤めていた
専属の大工、船越さん(仮名、当時50代)を補助するのが主な仕事だ
もちろん、左官やタイル屋、カジ屋に塗装屋、その他諸々の業者と入り交じっての仕事になる
その日はカーナビを搭載したばかりの足場屋さんが
昼休みにみんなを車に呼んで「発表会」を開いていた
そりゃあ誰でも発表会ぐらいしたいわな
時代の最先端を往くんやから(笑)
で、一通りの儀式(笑)が終わって
みんなそれぞれの持ち場に戻る時、船越さんはワシに囁いた!
「あんなもん、出て来たら誰も道を覚えへんようになるで…」
ワシは
「ちゃいまんがな船越さん!
これは『道を覚えんでもええように』開発されたツールでんがな(笑)」
と言う言葉を辛うじて呑み込んだ!
(爆)
で、呑み込んだが故に今も胸のあたりでくすぶって忘れられない思い出となりにけり!
道は覚えんけど
この話は忘れへん(爆)
終わり
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