mixiユーザー(id:36329446)

2019年05月06日09:52

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内申書

竹馬の友人が小中学における内申書制度を批判しておられた。
まこと、そのとおりと同感。

もっとも私の場合は、内申書にボロクソに書かれた私怨が多分に混じっているのだろうけれど、その友人は、スポーツでも勉強でも抜群の真面目なエリート、内申書上の覚えもめでたかったであろうに、客観的に内申書制度の弊害を観ておられる。

思えば、日本の組織社会に特有な、悪しき意味での忖度文化が無意識のうちに身に浸透し始める最初のきっかけが、この内申書なのかもしれない。

「先生の前で品行方正でありさえすれば、受験時、自力で獲得すべき試験の得点に取って代わる代価になるんだろうよ。」
そんな反発ばかりしていた私は、間違いなく阿呆だったかもしれないが、「先生の顔色を伺いながら、内申書を良く書いてもらう」ことばかりを考える少年になるよりはマシだった、と今でも思っている。

が、そんな敵愾心すら抱いていた当時担任の先生に、同窓会でお会いするたびに、80歳に近い老顔いっぱいに笑みを浮かべ「おまえが一番心配だったんだぞ」と肩を叩かれると、なんとも涙ぐんでしまいそうになる。
一度大病を克服された旨伺ってはいるが、いつまでもご壮健であられますように。

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