今さらだがいろいろと思うことを書いてみる

石野卓球がピエール瀧被告と再会、笑顔で2ショット
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=5597231

まず、私は電気を「人生」のころからライブハウスで見ていた者である。
まあ俗にいう「ファン」ですな。けっこう長年の。

瀧が逮捕のニュースが流れたときに失礼だけれどもこう思った。

「卓球じゃないのか？」

それぐらい薬物とは無縁の人だと思っていたのでかなりのショックだった。
そこからのワイドショーやらの叩きっぷりは見ての通り。
しかし、私から見ると相当にトンチンカンなコメントやら記事やらが連発。
ある司会者は「ステージでの過激なパフォーマンスは薬物だったのか」
みたいなことを言っていたが…それは電気グルーヴと電撃ネットワークを
間違えてんじゃね？と思ったのだが真相は知らん。
また、どっかの新聞は卓球がＤＪをやるイベントで「ステージ上でひと言も発せず」
と書きなぐっていたが…ＤＪはしゃべらんわ普通。
そしたら今度は「卓球が謝れ」みたいなことを言いだす奴が続出して、
「連帯責任」とでも言いたいのだろうか。わけが分からない。

この人たちに共通しているのは、電気のライブとかも見たことないだろうし
アルバムの1枚も聴いたことないだろうし、ましてや直接話したこともないだろうし…
要は「よく知らない」のだ。
「何かよく分からん奴が薬物で捕まったぞ！けしからん！」とそんな人たちが
まあ適当なことを書くのでどんどんおかしな方向に話がいく。

さらに驚いたことがある。「薬物報道ガイドライン」というものがある。
これは薬物報道に関するマスコミのありかたなどを有識者が共同で作ったものなの
だが、その中に「薬物報道で避けるべきこと」というのがある。
・白い粉や注射器などのイメージカットを使わない
・薬物依存者の人格を否定するような表現はしない
・「がっかりした」「反省してほしい」などの関係者発言を使わない
・車を追う、家族を追いまわすなどの過激報道をしない
などなど。抜粋して書いたがほかにもある。…全部やっとるやないけ。
こういうものを作っても実際に報道する立場のマスコミはこれっぽっちも見ない
んだな。なるほど「マスゴミ」と呼ばれるわけだ。少なくとも勉強はしないようだ。

そのマスコミに取材されコメントする友人関係にある芸能人も対応がさまざまで
ケラさんみたいに一切コメントしないという人もいたりしてそりゃそうだよな、
軽々しくコメントなんかできないよなとも思ったわけだが…。
中には誰だコイツ？みたいな全然知らないお笑いの人がでてきたりしてたが。
その中でもおぎやはぎのどちらか忘れたが、そのコメントが的確だと思った。
「瀧さんいい人ですよ、クスリやっちゃったけど。」

そんな中、ひとつもブレなかった人がいる。
石野卓球である。ツイッターなどの発言内容はともかくとして、捕まる前も後も
一切全くちっともこれっぽっちもブレていない。
それはきっと戻ってくる瀧のためだろう。犯罪者だろうがなんだろうが態度を
変えない。それが一番大切なのだろう。

それにしても今回のことで思ったことは、
「薬物は本当に恐ろしい」
ということだ。だって30周年でイベントやライブ目白押しで大河ドラマも出てる
最中で映画の公開も控えまくってる男がバレたらその全てを失うぐらいの事は
分かっていてもやめられないんでしょ？これは恐ろしいですよ。

…こういうことを報道しろよマスゴミは。