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2019年04月29日15:09

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(画像は無関係です)

【本日の歴史の事件簿・豆知識】

1973年4月29日にツクダ(現在のパルボックス)がボードゲーム「オセロ」を
発売。

オセロは2人用のボードゲームで、プレイヤーは互いに盤面へ石を打ち、相手の
石を挟んで自分の色の石に返す。最終的に石の多い側が勝者となる単純なルール
ながらゲーム性は奥深い。1945年秋頃に茨城県水戸市で考案されたボードゲーム
とも言われている。

オセロのルールは8×8=64の升目で構成された盤面を用い、中央の4升に白と
黒の石をそれぞれ2個ずつ互い違いに置き、黒が先手となる。縦・横・斜め方向
に相手色の石を自色で挟み、挟まれた石を自色に返す。相手の石を返すことがで
きない升に石を打つことはできない。打てる升がない場合はパスとなり、パスの
回数に制限はない。返せる石がある場合、パスをすることは認められない。石が
盤面の64の升目を全て埋め尽くした時点、あるいは打つ場所が両者ともなくな
った時点でゲーム終了となる。

オセロにおいても囲碁と同じ感覚で下手が黒を持とうとするが、囲碁や将棋と異
なり、先手が有利ではない。公式ルールにおける白黒の決定はコイントスに近い
方式で行われる。

オセロの形勢を判断するときは、最終局面を別にすれば、石の数が少ない側が優
勢であることが多い。形勢判断は石の数ではなく打てる場所の数でなされるもの
であり、打てる場所が多いほど優勢、少ないほど劣勢である。パスが続くような
状況の場合は明らかな敗勢であることがほとんどである。

オセロは全世界的には「リバーシ (Reversi) 」として知られている。リバーシは
オセロとほとんど同一のゲームで、その発祥は19世紀のイギリスである(諸説
あり)。19世紀のイギリスのリバーシは、8×8の升目の盤と、表と裏のある円形
の駒を使用するといった点でオセロと共通する部分がある。ルール上の違いとし
て、一方のプレイヤーが持っている駒がなくなったらその時点で終了である。


また、最初の駒(石)の置き方も、オセロでは白黒を必ず互い違いに置くが、リ
バーシでは白黒を同じ列に置いたり、最初の4手を中央の4升に交互に自由に置
いたりしてもよいし、先手が黒でなく白であってもよい。盤面も8×8の正方形
に限らず、色々な大きさ・形がある。リバーシの特別な形がオセロということに
なる。

日本においては「リバーシ」という名称であってもオセロのルールで行われるの
が普通である。ただし、知的財産権の関係かオセロの配色(濃緑色の盤面に黒い
罫線)を意図的に避け、淡緑色の盤面に白い罫線などにしていることが多い。両
面に白黒を配した駒(石)はそのまま用いられている。また、初期配置もオセロ
とリバーシでは上述したように異なる。

リバーシは明治期に日本にも輸入されたが、長く楽しまれることはなく廃れた。
その後、1973年に現在のオセロのルール及びパッケージが発表されている。最初
に発売されたオセロの石のサイズ(約35mm)は、当時の牛乳瓶の紙蓋とほぼ同
じ大きさである。これは製作者が商品化に向けてオセロを試作した際、牛乳瓶の
紙蓋を用いて石を製作したためである。現在も公式試合ではこのサイズを用いて
いる。また、オセロの名称の由来はシェイクスピアの戯曲「オセロ」で、ストー
リーが黒人の将軍「オセロ」(=黒石)と白人の妻「デスデモーナ」(=白石)の
関係がめまぐるしく変わる展開であることから取られている。

日本におけるオセロの競技人口は、約6000万人とされている。この競技人口に
はルールを知っている人全てが含まれていると考えられ、将棋(約1500万人)
やチェス(約500万人)、囲碁(約1000万人)、などに比べるとはるかに多いと
されている。理由としては、手軽さと覚えやすさ、連続する逆転スリルの楽しさ
などが挙げられる。

近年の高齢化社会の進行により、オセロ盤を設置する老人ホームやデイサービス
センター等も増加傾向にあり、競技人口に占める高齢者の割合も高くなっている
ようである。そのため、オセロは年齢や性別を問わず楽しめるボードゲームで、
かつ脳を鍛えるのにも適している。

全日本オセロ選手権大会(1973年〜)や世界オセロ選手権大会(1977年〜)な
ど、幅広く大会が行われている。ちなみに2006年に行われた第30回世界オセロ
選手権大会は、三十(みと)と、オセロの発祥地である水戸をかけて、同市で行
われた。

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