矛盾と雰囲気

親父がポロっとこぼす言葉。

非正規労働者は結婚は難しいかもしれないが、正規労働者は結婚できるし、少子化対策のためにも結婚しないと・・・って。
その割に、前には、こんなことを言ってたりもする。

「移民やら親中、親韓派の政治家連中で、憲法改正もできない日本は将来はないな。父さんはあと長くはないからいいけど・・・」

どっちだよ？？

まぁ、自分の意見からすれば、今の時代の政治において、一個人が富国のために結婚して子供産んで頑張ろうということは考えなくて良いと思う。

子供が多い家庭は得てして抑えられない性欲の副産物でしかないと考えている。
現に子供を親が殺すという事件がそれを物語っているからな。

だいたい、人類の人口は増えすぎていてこの地球上において、溢れ来ていると思う。
それは、人口と食料との需給バランスを考えてみたらいい。
餓死する国があるのだからね。
・・・まぁ、食品を無駄に廃棄するのがあるからそれを考慮しないのか？と言われれば、勘案する必要はあるだろうが・・・。

で、内容を「日本」に戻して、日本が少子化である原因を考えたときに一番の理由は

「個人主義の台頭」

なんだよ。
己が良ければ、それでいい。
いろいろ当てはまると思うけどね。
特に権力者によく当てはまる。
「今だけ金だけ自分だけ」

憲法9条を擁護する連中もそうだ。
死刑廃止論者も拉致被害者を否定する連中も。
拝金主義者も。

いくら地道に頑張ってもそれを見ていてくれない世間がそこにある。
困っている人がいたら助けないし、助けられた機会もなし。
子供のときから学ぶその負の経験。
いじめ問題で保身に走る教師ども。

要するに自分が強くなければならない。
強くなれないならば・・・死ぬしかない。

弱肉強食なんて動物だったら普通でしょ？
搾取する側がいて、搾取される側がいる。
普通でしょ？
正義を執行するには力（軍事力）が必要なんだよ。
子供でも知ってる。
暗黙の掟であり、常識だ。

でも、その事実を大人は隠す。
隠して嘘を吐く。
嘘の言葉は、公平だの自由だの人権だのと心地よい響き良いものばかり。

世の中の理を包み隠さずに汚いことでも正面から言ってくれた方が却ってすっきりする。
事実を隠すから人は不安にもなる。
雰囲気がそこで出来上がる。
その結果が将来の不安なのさ。
それが引き金で結婚をあきらめたり、少子化となる。

第一、普通の国民にとって、少子化なんてどうでもいいわけだよ。
税収が上がらなければ、財政サービスが悪くなるよ？
年金がもらえなくなるよ？

いやいや、確かに一理ある理由ではある。
だが、少子化で一番、困る連中は、普通の国民じゃない。
政治家と公務員や官僚なんだよ。
税金で飯を食ってる連中だよ。
今、流行り？の言葉で言えば、「上級国民」さまだよ。

だから、移民を入れててでも税収を稼ごうとする。
移民による犯罪増加などはどうでもいい。
上級国民である自分らはそんな危険地帯に住まないからな。

まぁ、利権だの収賄だのと力のあるヤツラが国を牛耳っていて、これだけ情報がネットに拡散される状況で、良い雰囲気などできるはずがない。
そりゃ、コストパフォーマンスの良い少子化にもなるよ。


努力しても報われない社会。（技術者過小評価、予算の付かない貧乏研究者）
生まれた瞬間に決まる人生ゲーム。（世襲議員や世襲による富の相続）

何となく感じるそんな雰囲気が社会を穿った状態に変える。
だから、自分ひとりの最低限の衣食住ができればそれでいいかな？となる。
そこに他人を思いやる余裕なんてない。

この国に活力を戻したいと思う政治家がいるとすれば、やることは日本人第一の政策しかないだろうな。
まぁ、絶対にそれを実行できる政治家はいないけどな。
これだけは断言できる。