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2019年04月26日21:38

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「ブルックリン」、「ガンマー第3号 宇宙大作戦」

 …正午まで、アルバイト。今日は冬に逆戻りしたような寒さだ!

 帰宅後、DVDでジョン・クローリー監督のアイルランド・イギリス・カナダの合作映画「ブルックリン」を観ました。

 その後、早めの夕飯を摂り国立映画アーカイブへ。

 午後7時、深作欣二、田口勝彦共同監督の「ガンマー第3号 宇宙大作戦」を観てまいりました。



 ☆「ブルックリン」(2015)監督 ジョン・クローリー 出演 シアーシャ・ローナン、エモリー・コーエン、ドーナル・グリーソン、ジム・ブロードベント、ジュリー・ウォルターズ、ブリッド・ブレナン、フィオナ・グラスコット、ジェシカ・バレ、エイリーン・オイギンス、ジェン・マレー、エミリー・ベット・リッカーズ、イブ・マックリン

 1951年。アイルランドの小さな町エニスコーシーで姉と母と3人で暮らす少女エイリッシュ。町の食料品店で働く彼女は、意地悪な女店主にこき使われながらも、どうすることもできない閉塞感に苛まれていく。
 そんな妹を心配した姉のローズの力添えを得て、エイリッシュは一大決心の末に単身アメリカへと渡る。
 過酷な船旅を経て、ようやく新天地となる大都会ニューヨークへと降り立ったエイリッシュ。ブルックリンの高級デパートで売り子として働き、同郷の女性たちと寮生活を送る。しかし、なかなか新生活に馴染めず、辛い日々が続く。
 そんな中、ダンスパーティで知り合ったイタリア系の青年トニーと付き合うようになり、少しずつ自信を取り戻していくエイリッシュだったが……。


 コルム・トビーンによる同名小説を、ニック・ホーンビィが脚色、「ダブリン上等!」や「BOY A 」のジョン・クローリーが監督。

 アイルランドからの移民少女が、しっかりとニューヨークの下町ブルックリンの住人となるまでを、一人の女性の成長記として描いたドラマです。

 …シアーシャ・ローナン、まだ十代初めの子役と言ってもいいような時から見てるけど。ほんとに良い女優サンになったねぇ。

 まだまだロングアイランドが、電気も電話線も通じてない、な〜んにも野っ原だった頃、1950年代のオハナシが、不思議にイメージが同じ頃のニッポンのトーキョーに重なり、妙に感情移入しちゃって……。

 あぁ、ボクもたった一人で、まったく知らない土地に、新天地に旅立ってみたいッ!

 …そういう経験を、確かに若かりし頃にしたような気がしますが、あぁ、もう一度、あんなトキメキと不安を、もう一度。
 そんなふうに思わせてくれる、とても佳い映画でした。


 『私の名前は
  エイリッシュ・フィオレロ!』



 ☆「ガンマー第3号 宇宙大作戦」(1968)監督 深作欣二、田口勝彦 出演 ロバート・ホートン、リチャード・ジャッケル、ルチアナ・パルツィ、テッド・ガンサー、パッド・ウイドム、ウィリアム・ロス

 『遊星から持ち込まれた生物が宇宙ステーションをパニックに陥れる。
 製作時は米国だけで公開される予定だった。怪物のデザイン、ベトナム戦争の寓意や人種混合キャストの提案が却下されるなど、深作欣二にとっては不本意な仕事だったようだが、躍動感のあるキャメラが緊迫感を見事に演出。
 日本語吹き替えは納谷悟郎、村越伊知郎、北浜晴子、辻村真人ら。』


 どひゃあ〜〜〜ッ! とんでもないモノを見ちまったなぁッ!

 こ、これは、…深作欣二の黒歴史だぁッ!

 珍にして奇なる映画でございましたよぉ!(笑) 日本映画なんだけど、一人も日本人が登場しない、日本語吹き替えのSF映画ッ!
 東映東京=ラム・フィルムの共同製作。脚本はトム・ロウと金子武郎。他のスタッフはみ〜んな日本人。

 いやぁ、スゴいなぁ。コレ、劇場で公開したんだろうか?

 確かに、“ 怪物のデザイン ” なんとかならんかったのかね!(笑)

 …映画ファンの中でもカルト映画にもなっていないっつうコトは、深作監督自身がスルーしたかったんだよな、きっと。(笑)
 しかし、まぁ、今回の特集によくもまぁ上映作品として取り上げられたよなぁ。…いろんな意味で、貴重な体験しましたぁ。(笑)
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