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2019年04月23日09:13

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1年たった

ちょうど1年前の今頃、私は両胸全摘の手術に入るために、看護師さんとダンナと母に付き添われて手術室まで歩いて向かっていたのである。
専用のエレベーターがちっとも来なくて、やっと来たと思ったらストレッチャーが2台乗ってたりしてどうにもならず、エレベーター待ちで10分以上かかったような気がする。
やっとこ手術室に到着し、本人確認をしたあと、付き添いの皆さんとはいったんお別れして、いくつもの部屋が並ぶ通路を進み、中ほどの手術室に入って手術台(超狭い!)に乗り、周りの人々がわらわらと準備にとりかかってるうちに、執刀医でもある担当医のT先生の顔が見えて安心したのを覚えている。あと、足の爪に貼ってある絆創膏について聞かれ「巻き爪なんです」と答えたことや、しばらくなんやかんやしゃべっていたことも。
私は麻酔の効きがすごく悪かったらしく、お医者さんたちも、果たして麻酔が効いたのか、それともただ寝てるだけなのかなかなか判別できず、そのせいもあって手術開始が大幅に遅れ(30分くらい)たらしい。そりゃしっかり確認してもらわんと、麻酔かかってると思ってメスを入れたら、実はまだ普通に寝てるだけだったりしたらたまったもんじゃありません。
いろんな人のブログをみると、麻酔が始まるとすぐ意識がなくなり、気がついたら手術も終わってた、体感時間1分、なんて書いてあるけど、私はそんなわけで、手術室に入ってからの記憶がわりとある。

もちろん最終的に麻酔は効いて(当たり前だ)、「終わりましたよー」と声を掛けられるまでは意識はなかった。
が、その間およそ10時間。
こんな長い乳がんの手術聞いたことない。
昔、父が肝臓を2/3くらい取る手術かなんかした時だって、8時間くらいだったような(うろ覚え)。
待ってる家族たちは大変だったろうな、と今になってしみじみ思う。
10時間近く全身麻酔されていた影響は大きく、その後の結構な便秘はもちろん、手術後も一晩ほとんど身体を動かせなかったことが、今も続いている右太もも前面のしびれと痛みの原因だと私は思っている。根拠は全くないけど。だって手術の翌朝いきなり痛くなったんだもん。それまでなんともなかったのに。

まぁ何はともあれ、1年たったんだよー。
今日から私は乳がん2年生、ってとことに…なるのかどうかわからんけど、便宜上そういうことに。
髪がなかなか伸びないとか、足の爪が伸びないとか、薬の副作用で身体じゅう痛いとか、手術の跡が時々ズキズキ痛いとか、いろいろあるにはあるけど、とにかく一応元気で仕事も家事も普通に出来ていることに感謝。
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