ネタバレしかない「シャザム」感想

まさか悪役側の話から始まるとは思ってなかった。

勇者に力を与えるべく少年を召喚した魔術師が、悪の誘惑に負けてしまった少年を見て
「お前は純真な心の持ち主ではない！」
と言い放ってしまう。
父親や兄に普段から見下されていた少年は、知らないジジィに勝手に召喚されて、何やらわからんまま失格の烙印を押されて元の世界に返されたことに激しく傷つき、魔術師の力を手に入れるため異界の門を開く道へ進む・・・・

主人公・ビリーは幼い日に出かけた先で母とはぐれ、それからずっと様々な里親の間を渡り歩き（脱走に悪戯）本当の母親を探し続けてきた。
偽の家族はいらない。本当の母親を探したいという望みが周囲に受け入れられない主人公と、父にも兄にも認めてもらえず、自分の言葉（「魔術師に会った」等）も信じてもらえなかったシヴァナ。
本当の母親に会えれば幸せになれる。と思っているビリーと
父や兄より巨大な力を手に入れれば幸せになれる、と思っているシヴァナ。

魔術師によって力を授けられたビリーは、同じ里親の元にいたヒーローマニアのフレディと超人的な力の実験を始め、それを動画にアップしはじめる。
指からビームを出し、コンクリートの柱を拳で砕き、ATMから金を取り出す・・・
ほんと、超人的な力を悪ガキが手に入れるとろくなことにならない。
そういうはっちゃけ感が好きな人は面白いと思う。
続編も楽しみです。ｗｗ