ハナカク読後の自分なりの感想

ボクシングマンガの『はじめの一歩』を彷彿とさせる、王道な展開。
主人公は女子高校生。友達がいじめられているのを助けられずにいたのを後悔し、強くなりたい一心で格闘技の世界に飛び込む無謀な女のコ。
ある意味、はじめの一歩の女子格闘技バージョンといえば判りやすいかも。
主人公が完全な初心者ということもあり、内容は格闘技をロクに知らない素人でも、分かるように解説とかもしてある。
この辺りが、ある意味、親切設計とも言える。
女子高生が主人公ではあるものの、萌え要素は、ほぼ皆無で、内容はかなりストイック。水着シーンはあるけど、エロ要素というほどでもなく、ひたすらスポ根として展開していく。
さらに、昨今では珍しい勧善懲悪。
弱きを助け、強きを挫く。
このカタルシスが、この作品の魅力とも言える。
残念ながら、全４巻で終了という、とても勿体ない仕様。
続編希望の声が上がるのも、必定である。
アニメ化も映画化もされない。
需要がないのだろうか？
女子格闘技そのものも、あまり流行らない昨今。
難しいのかもしれない。
とても、残念だ。
それでも、声だけはあげておく。
続編希望！
アニメ化及び、映画化希望！
空しい響きかもしれないけど、諦めたくはない。

だって…逃げるのはもっと痛いから…