mixiユーザー(id:16600073)

2019年04月14日08:44

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スーダン のメモ

■スーダン暫定政権トップ、一日で辞任表明 軍内に反発か
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5579670

・独裁色の強い大統領の下、石油輸出頼りの国造りをしていたスーダンだったが、肝心の石油資源が埋まっている南部(現・南スーダン)が独立
・南部の独立で石油の産出量が激減したことから、「通貨価値が下がったので、小麦などの輸入額が増大」+「通貨価値が下がったのに、輸出するものがない」の二重苦
・補助金でなんとか小麦価格を抑えていたものの、いつまでも続くはずもない。段階的な補助金の撤廃を試みた結果、スーダン国民の主食であるパンの価格が3倍に上昇。当然のごとく民衆による抗議デモ。
・これまで大統領の権力基盤だった軍保守派が、大統領を見限ってクーデター政権樹立。しかし、民衆や軍内部の革新派を納得させるところまでに至らず、わずか一日でリーダー交代という憂き目。

これまでスーダンを支援してきた中国。武器だったら幾らでも(有償で)支援してくれるのだろうけれど、小麦は中国でも消費拡大が著しいし、米中貿易摩擦によって アメリカ産小麦が面倒くさいことになっている。この件に関しては、中国はあてにならないかもしれない。

「独裁者を倒して めでたしめでたし」だったら話は簡単なのだけれども、独裁者を倒したからといって、小麦が湧いてくるわけでもない。誰が大統領になっても、経済が急に改善はしないだろうし、その度毎にデモが行われて、倒閣運動に繋がっていくのだろうと。

短命政権が続くうちに、「バシル政権が南スーダン独立を認めたから、スーダンが貧しくなった」「バシル政権の決定は認めない。武力で南スーダンを取り戻そう」みたいな主張で支持を集める人間が出て来る可能性もあるわけで、今後どうなるものかなと。

…まぁ石油資源を持って独立した南スーダンも、未だに血みどろの内戦を繰り返しているのだから、もし今後スーダンが石油資源を取り戻したとしても、争いの種が増えるだけで、決して期待したような豊かさが得られるとは思えない。
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