私のオーディオの師匠であるNさんに、マルチビットの1860DACをトランス式出力にして頂き、たいへん音が良くなりました。
特に、ラズベリーパイやネットワークプレーヤーのデジタル出力は、このDACにするとあまりデジタル臭さを感じません。
ところが、Nさんの1704ファインメットトランス出力のものと比べると、少しベールがかかり、音がもたもたします。
「やはり、出力トランスはファインメットかな〜」と思ったのですが、4万円以上の出費になり、迷っていました。
ところが、その後またNさんと話をしていると、抵抗を追加したらさらに音が良くなったそうです。
私の1860DACはトランスがタムラなのでそこまで良くなるかなと思ったのですが、また無理を言って同じ改造をして頂くことにしました。
そしてさらに、手持ちの9018DACも同じ改造が出来るそうで、2台まとめてお願いしました。
いつもなら持参するのですが、今回は日程の都合がつかず、宅急便で対応して頂きました。
先週の土曜日に送ったのですが、火曜日には改造が終わり帰って来ました。
中国の言葉に「兵は神速を尊ぶ」というのがありますが、早いのなんの、、、、、
帰って来た1860DACですが、平日は大音量で聴けませんので、今日はゆっくり試聴です。
この1860DACは、改造前もそうだったのですが、音の分離がものすごく良い感じがします。
そして不思議なことに、試聴位置を少し左右にずらすと、音がコロコロ変わります。
この現象は、過去に最上級のコンデンサースピーカーを聴いた時に、同じ体験をしました。
多分、位相が関係しているのでしょう。
改造前に感じていた少し音がもたもたする感じは、全くなくなりました。
低域もキレが良くなったのですが、高域方向が異常にクリアですね。
Nさんも「これならトランス交換は必要ないですね」と言っておられました。
また、一緒に改造して頂いた9018DACですが、当たり前ですが同じように分解能がさらに良くなりました。
暫く使っていなかった9018DACですが、今後は出番が多くなりそうです。
Nさん、どうもありがとうございました。
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