Thank God！

新しい元号「令和」
まあ、ええかなと。奇をてらわず、かと言って
超絶ダサい訳でもなく。個人的にはまあええかなと。
ただ絵面的には「令」の左側が少し寂しいかな・・・
どっしり感が無いと言うか

元号は何のためにあるのか。元々は為政者たる天皇が
国権のみならず「時」をも支配する為だ。
かつてこの国では、災厄や戦乱が起きる度に元号が変わった

「現在」の暦を変える事は、それ以前の時間を「過去」に
追いやり、線引きする事になる。西暦〇〇〇〇年のように
通しの数字が続くだけでは時代的な連続性に途切れがなく
「現在」はあくまで過去の延長線上にあると見做される。
そこで「元号」が災厄や戦乱からの仕切り直しの道具として、
便利に使われたのだと思われる

ちなみに今年は皇紀で言えば2679年にあたるが
皇紀が使われたのは明治から戦時中にかけてであり、
歴史的にはやはり元号が日本人の時間軸だった

明治以降は一代一元になり、時代感と元号は
より強く結びつく。大正には大正時代のイメージがあり
昭和には昭和の、平成には平成のイメージがある。
ヒット曲にしろ、女性の化粧にしろ、流行にしろ
出自に関係なく、そうしたイメージを共有するのが
「日本人」であるとも思う

平成はどんな時代だったか。
自分なりに回顧するのはまた後にして、新しい元号と共に
新しい立場や新しい仕事を迎える。家族との新しい関係や
新しい友人も出来て行く中で、個人的にはとても
いいタイミングで元号が変わるな〜と思う。しかも
天皇陛下の崩御ではなく、イベント的な楽しさもある中で・・
まるで変わる事を後押ししてくれているような

天皇陛下には個人的には何の思い入れもないけど
（もちろん敬意はあるけど）国民の一人としてでなく、
個人として「サンキューベリマッチ！」と言いたい。
あと「長生きしてね」と