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2019年03月31日00:55

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事実と因果関係の誤認

キャッシュレス派は貯金が増やせる? 現金派と比べ貯蓄増加額は2.4倍
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5558883


キャッシュレス決済について、QRコードしか例示されていませんが、
他にも、電子マネー決裁等いろいろあります。

キャッシュレス決裁の利点として良く挙げられるのは、「ポイント還元」でしょう。

このポイントもまた1ポイント=1円で使えます。

別の視点で見れば、100円払って1ポイント付きます、と言う場合、
回り回って、結局99円払ったに過ぎないのです。

そういうことが重なりに重なって、
結果として、キャッシュレス決済派の貯蓄額が増えているわけです。

それを無視して、意識が高いとか言うのは事実誤認です。


じゃあ、どこがその差額を負担しているか。
それは、そのキャッシュレス決済を導入している各販売店舗です。
決裁機械の導入(購入)、ポイント元業者への払い戻しなど、販売店舗側の負担は相当なものであろうと推測しています。

購入者(客)としては有利ですが、そのひずみは、販売者(店舗等)に行っているわけです。
販売店舗で大勢働いていることを考えると、あまり手放しで喜べるものではありません。



ニュース記事の初めに、「こんな調査結果を『JCB』が発表」とあります。
『JCB』は、各販売店舗に決裁機器等を設置させる企業の一つです。


構図としては、

購入者 〜 販売店舗 〜 決裁企業(JCB等)
となっています。

要するに、販売店舗は決裁企業に収益の一部を払わなければならない、
決裁企業は、自分が損をしないようにもっていっている。

そう考えると、個人(購入者)としてはキャッシュレス決済が有利でも、
全地球上では、どこかで、誰かが、負担しているわけですから手放しで喜べるものではありません。
企業が利潤を求めるのは当然のことですが、
政府や報道機関は、そういうことも把握した上で情報を出して頂きたいです。
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