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2019年03月27日22:56

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2019/03/27-02

2018/12/23 月刊「根本宗子」第16号 愛犬ポリーの死、そして家族の話

本多劇場 マチネ

赤堀さんのプロデュース公演の「鳥の名前(https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1962100118&owner_id=1543362)」に売れない地下アイドル役で出演していた根本宗子さんは自前の劇団(?)を持っているというので興味を持って観劇する機会を伺っていたのがやっと叶いました。舞台が本多劇場なのでいつも自分が好んで行くお芝居よりは若干高いのだけど、まあ、仕方がないかなという感じで。

直前に主役の俳優さんが出演できなくなって代役を立てていたようで、その俳優を目当てにしていた人はチケットの払い戻しをするんだろうけど、私もきなこさんもその俳優が目当てではなかったのでそのまま観ました。あらすじはいつものようにリンク先やググってもらうことにして、とにかく出てくる男性が典型的なクズ男のオンパレードで、お芝居だから多少デフォルメしているところもあるだろうけど、これでもかというくらいダメ男の像を見せられていた男性のお客さんはどんな思いだったんだろうかと想像にふけってしまう。折しも、現実世界ではインフルエンザが大流行していた最中で、舞台のクソ男のうちの一人が役の演出の上での「咳」をけっこうな頻度でゴホンゴホンやっていたのだけど、会場で見ている人何人にも移ってしまってあちこちの席からゴホンゴホンと聞こえてきたのは誤算だったか。スズナリとか地下劇場だったら我慢できるのかな? 幸い私の近くにはゴホンする人がいなかったので良かった。

根本宗子さんがどんなお芝居をするんだろうと興味を持ってみていたけど、足が不自由な役柄なのでか物語の中盤以降もあまり目立つお芝居が無かったんですね。このまま終わってしまうのならこの次はもう観ないかなぁ、と思っていたところ、急な場面転換後に堰を切った感じで根本宗子さんの独壇場があって一気に引き込まれました。ああ、これなら次回もまた観てみたいと思い直しました。主役も他のお姉さん役もダメ男4人衆もお芝居は皆凄くて完璧でした。ただ、会場は本多ではなくもうちょっと財布に優しいスズナリくらいでやって欲しいですね(笑)

この上演台本は今年の岸田國士戯曲賞の最終候補作品になったようですね。残念ながら受賞にはならなかったようですが、もし受賞していたとしても納得できると思いました。

いろいろなリンク
http://www.village-inc.jp/nemoto16/
https://www.hakusuisha.co.jp/news/n29052.html
https://blog.goo.ne.jp/molulun/e/d4043108540416300090f7bf09a18656
http://sascoca.hatenablog.com/entry/2019/01/12/085743
https://blog.kansolink.com/02reviews/stage-review/nemoto-pollys-death2018/
https://togetter.com/li/1301947
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