だとよ。
夫婦別姓棄却にも青野社長「国民の中で結論出つつある」
2019年03月25日 20:25 毎日新聞
判決を受け、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した原告の青野慶久社長は、法廷で判決主文を聞いた際の思いについて「がらがらと(違憲判決に対する期待が)崩れる気持ちだった」と振り返り、肩を落とした。
戸籍上は妻の「西端」姓だが、仕事や社会活動では旧姓を用いる青野社長。今回の訴訟では、取引先との契約書の種類によって使い分けが必要となるなど効率的な経済活動を阻害されていると主張してきた。しかし、判決はこうした“実害”に触れることはほとんどなかった。青野社長は「司法としても、こうした不利益についておかしいと声を上げてほしかった」と悔しさをあらわにした。
また、同席した原告代理人の作花知志(さっか・ともし)弁護士は「夫婦同姓を合憲とした2015年最高裁判決から、進歩がない。時代のニーズに合わせてほしかった」と地裁判決を批判した。
一方で青野社長は、選択的夫婦別姓制度の実現に賛成する署名が訴訟中に約5万筆集まったことを明らかにした。「世論が動いたと実感した。選択的夫婦別姓は誰にとっても得で、困らないという考えが広まったと思う。国民の中で結論は出つつあるのでは」と手応えも示した。
自身の訴訟と離れて、統一地方選や今夏の参院選についても言及した。青野社長は「(選択的夫婦別姓が実現していない)現状に問題を感じたなら、ぜひ1票を投じ、国会などを動かしてほしい」と呼びかけた。
【蒔田備憲】
夫婦別姓棄却 悔しさあらわに
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5553205
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