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2019年03月25日07:57

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諸悪の根源は大甘の労基と「周囲からよく見られたい」指向

■「有休義務化」を回避する裏ワザ、企業の悪用は認められるか?
(弁護士ドットコム - 03月24日 11:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5551186

まぁ、今回の法改正はどーせがばがばでしょうな。一部の大手はそこそこ守りそうな気がするが、もし会社と本人がほぼ合意して「形式上有休をとったことにしよう」となってしまえばどうしようもない。余程会社に恨みをもってやめるような人はともかく、退職後に労基に駆け込むような人はそうはいないだろうし。
問題は中小企業のケース。全員が全員、100%有休をとってしまったら真面目に回らない中小企業はたくさんあるだろうし、そういう会社が人員不足を補おうとしても人手不足で補充もままならない…なんてケースが出てきそうだな。
そもそも今回の法改正、遵守しなかったとしてちゃんと罰則が適用されるんだろうか?だいたい労基なんてのは数ある監督官庁の中でも「ゆるゆる」で有名。以前タクシー会社で内勤をやっていたが、所轄運輸局(国土交通省。監査の結果次第では営業停止になる。)と税務署の監査はとにかく恐れられていた。彼らは営業停止や追徴課税という「伝家の宝刀」を実際に行使してくる。それだけに会社は普段から法令を守らないといけないのだ。そのしわ寄せではないが、なめられまくりなのが社会保険庁と労基だった。社会保険料の踏み倒し(過少申告)なんてのはタクシー会社ではほとんどの会社で横行していることだったが、最近は結構厳しくなりつつある。
そんな中、「最後の砦(?)」が労基である。労基が出してくるものと言えばせいぜい改善勧告書くらいのもので、そんな紙切れ一枚で中小企業が真面目にやるわけがない(そんな勧告にしたがってつぶれたら元も子もない)。今回の法改正後、労基がどの程度本気で罰則を課してくるのかしばらくはお手並み拝見、と行きましょう。

…とここまで長々と書いてきたが、実は日本人の働きすぎ傾向、最大の要因は実は「あの人はよく働いている」と周囲から見られたいという日本人社畜諸君の性向だと思う。ワタクシも短いながら商社というもので働いたことがあるが、有休はともかく、みなさんまぁサービス残業が大好きなこと。そしてボーナスや昇進などの時に誰が評価されるかというと、結局はサービス残業をして、周囲から「あの人は頑張っている」と認められた人なのだ。また、一部の業界では「有休?なにそれ?おいしいの?」的な慣行の業界もあるだろう。法律がどうこういうよりまず経営者や中間管理職が「みんな、有休はしっかり取れよ。俺は率先して休むからな!」という姿勢をみせることが肝心。労基は平社員よりむしろ、管理職が有休をしっかり取っているかをきちんと見て欲しいものだ。
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