地域の治安を守るため凶悪犯をぶちのめす、至高の警官たちの活躍!
ストックホルムの病院で、入院中の患者が銃剣でメッタ刺しにされ殺される事件が発生。被害者は、市警察警邏課警部ニーマンだった。捜査に当たる殺人課の主任マルティン・ベックは、部下のルン、コルベリ、ラーソンらと共に怨恨の線からホシを割り出そうと奔走する。ニーマンは残虐かつ悪質で、同僚にも市民にも忌み嫌われた腐敗警官だったのだ…
スウェーデン映画「刑事マルティン・ベック」。有名な警察小説シリーズの一編を映画化した作品です。マルティン・ベック役は、頭髪少なめの伊東四朗みたいなカール・グスタフ・リンステッド。伊東四朗同様に元はコメディアンという人です。
近年、北欧ミステリが多数翻訳され映画化されたものが日本でも公開されるようになりました。火付け役はラーソンの「ミレニアム」シリーズでしょうか。この「ミレニアム」が北欧の東野圭吾だとして、デンマークの「特捜部Q」が北欧の「相棒」だとすれば、このマルティン・ベックシリーズは北欧の「特捜最前線」です。反政府運動が活発化しているという社会背景や警察機構の闇を描きつつ、地道な捜査活動を見せる集団劇。だけかと思えば、後半30分のクライマックスでヘリが出てくるほど大がかりになり、しかも結末は苦味満点。まさに特捜でしょ(笑)
ちなみに角川文庫から新訳復刻されたベックシリーズなんですが、売れ行きが低調のため去年刊行がシリーズ中盤で終わってしまいました。次回はその恨みをこめて、「笑う警官」を観ようかな。
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