mixiユーザー(id:5580305)

2019年03月16日00:13

146 view

いわきの旅

『8年目の物語』での、
“未来列車”において表現しましたけど、
福島県いわき市の旅について、
ちょこっと書きましょう。

いわきを訪れるのは2回目。
前回は誕生石ソングを書いているときで、
3月の誕生石が「アクアマリン」、
福島に「アクアマリン」という名の水族館がある、
これは行くしかないだろう、
ってのがきっかけでした。

で、その時に、
登ることができなかったのが塩屋崎灯台。
ちょっと心残りだったんです。

なので、今回は、
その塩屋崎灯台に登る!
が、メインの旅だったかな(とくに計画はしてなかったんですけど)。

まず、アクアマリンに行き、
次は豊間中学校を目指しました。
その豊間中学校の近くに塩屋崎灯台があったので、
灯台を登り、海を見渡す、
そして、その周辺を散策。

そのあとは、
石炭・化石館に向かい、
恐竜や化石に触れ、
坑道を歩きいわき市の炭坑の歴史を学んでから、
スパリゾートハワイアンセンターへ向かいました。

ハワイアンセンターは、
さすがに中に入って滞在することはしなかったのですけど、
映画『フラガール』を見て、
いろいろ知ることができました。

3年ぶりに訪れて良かったことは、
着々と進む「復興」を感じたこと。
3年前のアクアマリンの手間の道路や、
塩屋崎灯台前の地区は、
延々と工事が続き、
本当に空虚さを感じるばかりでした。

とくに塩屋崎灯台の周辺(薄磯)は、
津波でえぐられた土地でしょう。
こんなに何もない空間が、
どこまでも続く場所って、
他にあるのかなぁ…、
そんな風に3年前感じました。

何もない広大な空間にバスだけが走り、
そのバスに乗る小学生の笑い声。
アクアマリンでは元気な声を挙げていた幼稚園児。
子供たちの明るさが際立った3年前でした。

3年たち、
僕が見た場所はすっかり整備され、
新しい町になっていました。
そして、塩屋崎灯台近くの薄磯地区には、
小さな緑がたくさん植えてありました。
それはクロマツで、
やがて大きな木になるのでしょう。
その木が、この土地を守っていくのでしょう。

そこに豊間中学校の跡地がありました。
「奇跡のピアノ」があったところです。
(現在の豊間中学校も見ました)

その周辺を走ってみました。
青空、青い海、緑の山。
3年前とはぜんぜん違う雰囲気、
とても気持ちよく風を切りました。
確かに復興、未来、を感じることができました。

でも、福島は複雑な事情があるところです。
MCでもお話しましたけど、
今、福島ではイノシシの被害が深刻だそうです。
それが、原発事故に原因がある、と。
そんなところにも影響は出ているのです。

確かに復興が進んでいるところもあれば、
まだまだ復興が進んでいないところもあり、
そして、もう戻れないんじゃないか…
そんな場所もあるわけで。
いろんなことを、今回の旅でも感じました。

映画『フラガール』は、
炭坑が閉鎖に向かい、
下火になったいわき市を、
フラガールが支えた歴史が描かれています。

それまでは坑夫たちが町を支え、
そのあとはフラガールたちが町を盛り上げたのです。
苦難を乗り越えた軌跡、
そこからは震災をも乗り越える強さを感じました。

『フラガール』は2006年の作品で、
当時見ても感動した作品だと思いますけど、
2019年の今見てみると、
違った視点からも感じることができて、
とてもとても感動しました。

この『フラガール』を見たことも含めて、
福島の方にお話も伺うことができて、
本当に素敵な旅となりました。

東北への旅は、
僕が「3・11」の何かを、
ただただ感じたいって想いの旅です。
その感じたことを、
『8年目の物語』で描いてみました。

さて、
LIVEが続々決まっております。
SHOW TVにて、
日程と場所だけ発表していましたけど、
4月14日(日)西新宿navi cafe公演は、
都竹宏樹さん、原口誠さんとのスリーマンになります。

イベントタイトルが、
「3人のおたく」で、
僕は野球おたく担当ですね。

ジョニーさんとは久しぶり、
まこちゃんとは実に久しぶりの共演になりますので、
とっても楽しみなスリーマンになります。

そして、
先日の目黒公演でちょっと発表していた、
今月の公演は、
3月27日(水)六本木softwind公演になります。
Dew&かずまさんとのツーマンで、
いつもと違う感じのイベントになりそうです。
僕としてもいい経験になるし、
楽しみなイベントになります。

さらに、
続々発表していくと思いますので、
情報を是非チェックしてください。

☆今後の公演情報☆
3月27日(水)六本木softwind
4月6日(土)東新宿真昼の月・夜の太陽
4月14日(日)西新宿navi cafe
4月19日(金)大塚welcome back

☆高峰ショウfacebook☆
https://www.facebook.com/Showtakamineofficialweb

☆映画を語りまショウ!!!2019年2本目『この世界の片隅に』☆

こうの史代さんのコミックを、
アニメ化した映画、
『この世界の片隅に』を見ました。
とてもとても感動しました!!!

終戦前の1944年、18歳のすず(のん)は、
顔も見たことがない若者と結婚し、
広島県の呉市にやってきた、
そして…ってお話。

まず、主人公のすず。
おっとりしていておっちょこちょい。
いつも何かやらかしちゃう。
それがほのぼの。
そう、戦時中でも、
すずはほのぼのとしているのです。

そこから見えてくる、
戦時中の暮らし。
憲兵さんがやってきたり、
防空壕に入ったり、
爆撃を避けたり、
いかにもの戦争が描かれつつ、
強調されるのは、
いたって普通の生活ぶり。
ここがいわゆる戦争映画とは違う、
柔らかな色彩で、
淡々と物語は進んでいきます。

でも、確かにそこには戦争があったのです

で、腕と手。
その時、確かに手を握っていた。
残されたのは茫然、悲しみ、怒り…。

それでも時は進み、
そして、腕を離れた手が、
やがてその手を握る。
そこには何をも乗り越える愛があって…。
僕は涙が止まりませんでした。

共に生きていく人は、
顔も見たことがない人、
それでもそこに、
“この世界の片隅に”を感じるようになるのです。

すずの声は、
のんさん(ex能年玲奈さん)。
すずの人柄に、
のんさんの声がとてもマッチしていて、
穏やかな気持ちになります。

戦時中の暮らしにフォーカスして、
戦時中の普通の人たちの心情を垣間見れます。
そこに感じるのは、
戦時中とはいえ、
普通に暮らしている人は、
戦争をまともに心に受け止めるわけじゃなくて、
いたって日常を暮らしていて、
いたって普通の感情を持っていたってこと。
ある意味、戦争を他人事のように。
それでも、敗戦の報には、感情的にもなったりで。

その描写が、
逆に日本に確かにあった「戦争」をリアルに感じ、
いろいろ考えさせられるとともに、
とてもとても感動しました。

戦時中の暮らしはどんなものか知りたいとき、
のんさんの声に癒されたいとき、
そして、
すべてを乗り越える愛を感じたいとき、
オススメの作品です。

『この世界の片隅に』
監督:片渕須直
出演:のん/細谷佳正

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年03月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る