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2019年03月13日23:35

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《どうでもいい本気な考え?》《ちー+!111》

《どうでもいい本気な考え?》

まあ、別に怒ったわけで無く、なんか…気になった事。

ふと仕事中にとあるアニメが頭に過り、ほのぼのした揚げ句に…いつの間にか悩んでいた。

アニメのほとんどは原作が存在するわけで、その原作の作者は当然ながら理想や空想や現実や喜怒哀楽をごちゃまぜにした思いの中で様々な内容を描き上げていくわけだ。

…でさ、人気を博する為にはそれに見合った犠牲が必要になるわけで、実話だろうがコメディーだろうがシリアスだろうが、その条件には変わりがない。

でも、犠牲にするにしても読み手に伝わらなければ意味が無いわけで、どれだけ凝った世界を描き上げたとしても、現実から大きく逸脱してれば読み手はその意図を汲み取る事が出来なくなってしまう。

だから、分かり易い犠牲を分かり易く描くわけだ。

では、地球上に住む人間が描く、最も判り易い犠牲って何だろうという事になる。

とあるどこぞの人種では読み手の知識範囲で面白さが左右してしまう。自然現象を用いれば、高度な地学的能力が必要とされる。
戦争物は判り易いが、歴史的知識が無ければ単なる殺し合いになってしまって正義がどちらにあるか判断に迷う事になるだろうし、だからと言ってリアルさを追求すれば少なからず歴史上の国々の大きな過ちをほじくり返す事にもなってしまい、悪い事に創作による『作り話』なので、真意が伝わり難い。伝えようとすれば残酷さが増し、もはやそれは国際的なケンカ売りに繋がる危険性も…。

じゃあどんな犠牲が打って付けか?

地球まるごと行っちゃいましょう!

ってな結論だ。

地球規模でハチャメチャすれば、国際関係も一切合切無視できるし、どこが味方とか敵とか訳が分からなくなる。
何よりも自分たちが立つ基盤そのものなので、その滅亡の意味を知らない人種は先ず居ない。

という事で、犠牲は地球そのものに決定。こりゃ大変だ! …うん、誰ってそう思うだろう。
そんな流れかな?

という事で、我らが地球。

これまでどれだけの創造者に破滅の危機に瀕する羽目にされ、そしてどれだけの作品で無きモノにされた事か。
ある時は地球外生命体来襲。ある時は破壊装置起動。ある時は寿命。そしてある時はブラックホール…。
上記のたった4つの例えであっても、多分数え切れない滅亡気分を味わった事だろう。

多くの生命を乗せ、育み続け、そして様々な世代交代を歴史単位で見守り続ける存在だというのに、あんまりな仕打ちではないか?

地球滅亡の危機には必ず場に合わせたヒーローが登場するが、そのヒーローでさえ自らの存在意義を引き立たせるために、まずは守るべき地球にズタズタになってもらう所から始まる。

あるていど地球にめちゃめちゃになってもらう事、数分から数十日…。世界規模でもう駄目だ! と判断されてから、ようやく姿を現し、なんだかんだでギリギリの線でヒーローは悪を退けるのだが、あのへんも胡散臭い。

必殺の多技を持ちながら、出し渋る所がなんとも…。
本当に地球を、人を守る気があるのであれば、登場するよりも前に影から必殺技をお見舞いした方が色々と効率的ではないのか? って思うのは俺だけか?

あと、舞台延長ついでに自らボロボロになるのもどうかと…。

そりゃ、最終的にヒーローなんだから、それこそ地球滅亡のその時まで覚えてもらいたい気持ちは分かるが、それは単なる目立ちたがり屋という話ではないのかな?

まあ、もともとヒーローものは興味ないんでどーでもいいっちゃあ、どーでもいいんだけどね。

コナンだか金田一だかでは『事件の数だけ(数以上に)事件は起こる』というが、地球滅亡の危機(滅亡含む)の数は、ヒーローの数だけ発生している』という話で問題無いだろう。

なんとも可哀想な話ではないか。
少しは本当の意味で地球を守ろうよ。


《ちー+!111》

第一章 仲間たちとの行進曲 3-73

【拠点ネメス・ネメス城下町北区域】
『ネメスのあくび』

ボー「………」
チー「………」
タバ「………」
アキ「………」
ナル「………(どきどき)」
 ナルミの行動の行く末を見守る3人。
 近付くナルミから目線を外す事無く、静かに待つボーセス。
 そして、内心の不安を隠す事無い表情で、それでも手にした依頼書をしっかりと持ちながら、ゆっくりと歩を進めるナルミ…。
「………ほれ、早くしてくれ。おまえさんがまともな判断力の持ち主なら、余計な事は言わないと約束するぞ(ニヤリ…)」
 カウンターからの距離はまだあるが、ボーセスはそう言って右手を差し出す。
 その反応としてナルミが取った行動は…。
「…はいっ! ボスさん(ぽい)!」
 ボスの届かない距離から依頼書を投げて渡し、即座に逃げる行動だった…。
ボー「…ん!? あ、おい、こら!」
アキ「ありゃ?」
タバ「わはっ!」
チー「フッ…、墓穴…か…」
 予想外な、それでも思い切ったナルミの行動にそれぞれが意表を突かれ、思い思いの言葉にならない驚きの声を上げる。ただ1人、チータスを除いて。
「わーっ、ボスさんごめんなさい! 先に謝っておきますぅ! やっぱりわたしはこーゆーのダメなんですぅ!」
 わめきながら撤退を試みるナルミの足は遅く、周囲のテーブルに阻まれる事によってその遅さに磨きが掛かる…。
「おまえさんはそれで逃げてるのか!?」
 怒りをも忘れて驚きの言葉を投げ掛けるボーセスは、そう言いながらカウンターを飛び越して宙を舞う依頼書を手に掴む器用さを披露する。…もちろん、そんな行動にナルミが気付く筈も無いが。
「うるせぇ! 疲れてんだから起こしてくれんなよ!」
「ああ? あれ? 昼?」
「あー…。あん…? 何かあったのか…?」
 一気に騒々しくなった店内の中、これまで眠り続けていた冒険者が目を覚ます。
「悪いな、あんたら! 今日の特別客はトロいくせに賑やかなようでな!」
「うわーん、ごめんなさーい!」
 もはや誰に謝っているかも分からないでいるナルミは、そう言ったと同時に先程まで自分が座っていたテーブルに着席し、驚きの目線を向ける3人を気にする事も無く、何故か極めて平静を保ち始める。どうやら自分が席を立ってからの行動の全てを『無かった事』にしているつもりらしいが…。
「…あんた、それで…、おっさんから逃げ切った…つもりなの?」
 まるで何事も無かったかのように大人しくなったナルミに、恐る恐るチータスが尋ねる。
「わたしはずっとここに居たの。そう言う事に出来ないかしら?」
 隠す事も出来る筈の無い大粒の涙跡をグシグシと右腕で拭い、それでも平静を維持して見せるナルミだが、当然ながらボーセスを筆頭に誰に通用するわけでもなかった。

「…じゃ、また夜な」
「今日は肉多めで」
「銀貨50枚程度で1人で出来そうなクエストがあったらキープよろしく!」
 ナルミの発した騒々で目を覚ました各冒険者は、現状を理解するとそれぞれの言葉を言い放ってネメスのあくびを出て行く。
「騒がしくなっちまってスマンな。いい情報が入ったらサービスするから勘弁してくれな」
「教会娘2人じゃあるまいし、…そこまでやかましくはなかったぞ。これも早起きだ」
「そう言って貰えると助かる」
 最後の1人にボーセスは笑って言い、その姿が外に出たのを確認すると、静かに扉を閉めた。
 そして振り返る。
「おいこら小娘! クエス………」
「ぅわ〜〜〜ん、ごめんなさいボスさーん!」
 これから始まる出来事を敏感(500%増し程度)に察知したナルミは、ボーセスの言葉を聞く…というよりも、ボーセスの声に反応して大声で謝りだした。
「ぅお!? 驚いた…! いや、まずは俺の話を……」
「本当に本当にごめんなさい! 投げるつもりはなかったんです!」
「いや、投げただろ! しかも笑顔…」
「本当はもっとぢが付いてから、真剣にお話を伺うつもでぃだったんですけどっ…!」
「いや、だから話を…てか、先ず落ち着け!」
「やっぱりばたしだめだんでずぅ! ばだじっでいっづぼごんながぶじで…! えっぐ!」
「落ち着けって! 何て言っているかも判らんぞ!」

アキ「…コレってナルの演技?」
チー「いーや、結構こんなモンだよ、コイツ」
タバ「わたしも泣き出すと手に負えないって言われますが、ここまで取り乱しませんね!」

 混乱の極まりはあくまでナルミとボーセスの間の話であり、外野となった3人はそれぞれの思いで2人を熱く見守る事にした。

アキ「それにしても…すごい泣き方だなぁ…」
タバ「『嫌い』って、こういう事を言うんですかね?」
チー「………(お腹すいたなぁ…)」


《あとがき》

地球が犠牲になる話の発端は…。
実は『Dr.スランプ アラレちゃん』という作品から。
主人公のアラレちゃんがパンチで地球をパカパカ割る事をふいに思い出して、その延長で『地球滅亡』に繋がっていたのだ。

仕事中に何考えているんだろうね、俺?

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