驚きの革靴

ちょっと、感動＆不思議な事があるので書き留めておこうと思う。

あの靴だ。

金曜日に\23,000のお高い靴を買って、土曜と日曜で早速履いてみた。

ちなみに買った靴、スニーカーの革靴。店員といろいろ話してこの靴を買ったのだが、この靴は「鹿革」だという。初めて聞いたゾ。

定番商品として、「カンガルー革のスニーカー」はどの店舗でも扱ってるようだが、この「鹿革」は、たまたま入荷してきた代物のようで、他にはない＆なかなか出てこない製品だという。

確かにこの店員の言ってる事は本当のようで、Webショップを見ると、カンガルー革のスニーカーはページが設けられているが、鹿革のスニーカーに関してはページが一切ない。


じゃあ、カンガルー革と鹿革の違いって何さ？と聞くと、1番の点は、蒸れない　という点を強く推してきた。

「軽い」「履き心地が良い」は両者とも持ち合わせているが、「蒸れない」は間違いなく鹿革のほうが優れてるという。


正直、この言葉には惹かれた。俺、足はかなり蒸れやすい人なので、言ってる事が本当なら大枚をはたいてでも、欲しいと思ってたからだ。カンガルー革のスニーカーと値段を比べても、5,000円の差。5,000円で「蒸れない」という機能を買えるのなら、喜んで買おう。その言葉を信用して買ったというのもある。


土日は超長時間外出していて、両日とも朝8時半に家を出て、帰宅は23時くらいだった。
1日に約14時間も履き続け、結構歩いたりもした。

しかし本当に歩きやすい。足に吸い付くようにフィットしてくれて、軽いから歩くのが全然苦じゃない。フィットしすぎて、むしろすぐ蒸れるんじゃ？っていう心配をするくらい。正直、絶対蒸れると思った。


本当に蒸れなかった。全く蒸れないのは流石になかったが、それでもほんの一部蒸れてたくらいで、今まで履いてた靴とは雲泥の差。帰宅後、靴を脱いで、部屋の床に足を踏み入れたとき、いつもならベタッとする感覚がなく、サラっとしてたのは心底驚いた。


「おニューな靴を買ったからでは？」と思ったが、おニューな靴でも、今までのだったら10時間以上も履き続けたら、やっぱり蒸れた。それがなかったのは、本当に驚きだ。こりゃ23,000円を払った甲斐は大いにあった。


ビジネスシューズが売られてるのも確認している。この件で、この店は信用が出来ると思ったので、次ビジネスシューズを買うときはこの店で買う事にしよう。ビジネスシューズも、なかなかいいお値段（\13,000〜くらい）するけど、これだけ品質が良いのなら、高いお金払ってでも、長期的に見たら安く済むと思うし、何より履き心地がやっぱり良いので、それに勝るものはないと思うので。


そして不思議な事というのは


この靴屋、ネットで検索してもあまり情報がHITしない。

各店舗の住所や電話番号、HPや公式Twitterは出てくるけど、他に出てくるのは個人のブログがチラホラあるだけで、べた褒めしている変な記事とかは一切出てこない。

2010年に会社を設立したので、今年で9年目。新しすぎて、まだ知名度がない。という年数でもないはず。

なんだろうね？最近思ったのだが、俺が気に入る店は、何故か情報が薄いところが多い。


例えば秩父に行ったときに、あまりの美味しさにおかわりをした、季節の野菜とマイタケの天麩羅せいろを食べた店も、やっぱりほとんど情報が出てこない。メインの通りから、ちょっとハズれた所にあったからかもしれんけど。


例えば、川口に住んでたとき、俺が物心ついたときから存在している個人経営の精肉店。メンチカツとチャーシューが絶品で、お客さんも親子や年配者など、そこそこ入っている。にも関わらず、検索しても出てくるのは住所と電話番号だけで、個人のブログすらHITしない。少なくとも25年は営業してるのに。だ。


なんかそれらを考えると、下手な記事に踊らされるより、自分の足で店とかに行って判断したほうが、値段とかコスパとかそういう次元を超えた、良い店に出会えるんじゃないかって思ったりした。