名古屋ウィメンズマラソン2019

No.0372
MGC選考国内最終レース（女子）となる本大会。
何と言っても今回の有力選手は、1月の大阪国際途中棄権の福士選手。
更に岩出選手、上原選手等、名だたる選手が今大会に挑む！！

序盤の入りの1kmは、3分18秒とまずまずのペース。
福士選手は順調に給水を成功させ、先頭集団に位置。
ペースメーカーが離脱する30km手前までは危なげなくレースは進み、
ここから集団が縦長に。

アフリカ勢が先頭集団から抜け出すと、上原選手が追い付けず。
35km地点では、先頭のジェプケショ選手から遅れること34秒、
福士選手はこの時7位。その後ろでは岩出選手が福士選手と9秒差の8位に位置。
40km過ぎ、レースも終盤に差し掛かる頃、
岩出選手が突然スパートをかけ、前を行く福士選手を捕えたかと思いきや、
40.8km地点でついに福士選手を追い抜く展開に！！

これには流石の福士選手も追い抜く事が出来ず、
日本人トップは、何と！！　岩出選手が獲ったのです。
優勝は途中まで先頭だったジェプケショ選手では無く、
ジョハネス選手が2時間22分25秒で勝ち獲りました。

岩出選手は終盤で福士選手がトップという事に対し、
悔しさを全面に押し出し、どうしても抜きたかったと話していました。
一方で、福士選手は「岩出選手は強かった」とライバルを讃える旨を話していました。
これで福士選手は見事にMGCを獲得！！
1月の無念をぶっ飛ばし、リベンジを果たし笑顔を見せていました。
私からも「福士選手、おめでとうございます！！」です。

女子は14名がMGCに進出しましたが、
9月のMGCでは予想もしない波乱の展開が待っているのか、それとも……。

2019/03/10 MARL