「若さ」第４７７号
※ 四方山「若さ」第４７７号
※ 四方山話 ※
◎ 東京マラソン ◎
東京マラソンは平成１９年（2007）２月１８日、第１回が開かれ約３万人が参加して、石原慎太郎都知事の号砲で新宿都庁前から東京ビッグサイトまで（４２．１９５ｋｍ）のコースで行われました。
その後年々注目度を上げて国内最大規模となり、平成２９年からは主要な名所を含めた平坦なコースで、新宿・都庁前から神田〜日本橋〜浅草・雷門〜銀座〜品川近くで折り返し〜日比谷〜東京駅前（行幸通り）でのゴールとなっています（東京駅をバックに絵になるアングル）。
１３回目となる今年の東京マラソンは、予想外に寒くて雨の悪コンディションの中で３月３日（日）０９：１０小池百合子都知事の号砲でスタートしました。
外国からの招待選手を始め一般市民ランナー（抽選で当選者など）車椅子選手を含めて約３万８千人が参加し、９４％・３万５，４５１人が完走しました。
マラソンは起源前４９０年、ギリシャ軍の兵士が戦場のマラトンからアテネまで約４０ｋｍを走り、勝利を報告した後、絶命したという故事に由来しており、第１回オリンピック大会ではマラトン古戦場からアテネの競技場まで３６．７５ｋｍで行われました。
オリンピックではマラソンとの深い関係から大会最終日フィナーレを飾る種目とされていますが、現在の４２．１９５ｋｍという距離は大正１３年（1924）の第８回オリンピック・パリ大会から採用されています。
この距離に決定については、第４回オリンピック・ロンドン大会の距離が採用されています。
ロンドン大会ではウインザー宮殿からシェファードブッシュ競技場までの２６マイルの予定でしたが、イギリスの女王アレキサンドラの要望でスタート地点を宮殿の庭に、ゴール地点を競技場のロイヤルボックスの前に設定されたため、３８５ヤード長い２６マイル３８５ヤード（４２．１９５ｋｍ）となったという逸話があります。
第１３回東京マラソンは、来年夏の東京五輪の代表選手を決めるＭＧＣ（マラソン グランドチャンピオン シップ）出場権を決める指定の大会となっており、その結果が注目されていました。
新たにＭＧＣ出場を決めたのは４人で、好記録を期待されていた大迫傑（スグル）（日本記録２時間７分１９秒で既にＭＧＣ出場権者）が２９ｋｍ付近で途中棄権というハプニングもありました。 雨と寒さと速いペース（メ−カー）に先頭集団の有力選手が前半に脱落し、ペースを維持できた第二集団の日本人選手が５位以下に続きました。
流石に招待選手が雨にも寒さにも負けない好記録でフィニッシュしています。
男子マラソンの優勝者は、レゲセ（エチオピア）２時間４分４８秒。 �▲�ロキ（ＤｅＮＡ）、 ��チュンバ（ケニア）、 �ぅ�リウキ（日本薬科大）２時間９分４１秒。 �ニ挌�謙介（中央大）２時間１０分２１秒、 ��今井正人（トヨタ）、 ��藤川拓也（中国電力）、 �┸戚鄲臙蓮淵札襯宗璽后烹音�１１分５秒。
以上の日本人４人がＭＧＣ出場を決めました。
女子マラソンの優勝者は、アガ（エチオピア）２時間２０分４０秒。 �▲肇蕁淵┘船�ピア）、 ��デミセ（エチオピア）２時間２１分５秒。 �Εぅ┘轡礇諭淵┘船�ピア）２時間２４分０２秒、
�О貉核秉錙淵錺魁璽襦烹音�間２４分３３秒でＭＧＣ出場が叶いませんでした。
男子で日本人の１位となった堀尾謙介（中央大）は、マラソン初挑戦でレース後の会見で、１キロ３分ペースの集団で順調に進み「ダメになっても初マラソンだからいい。ドンドン行こう」と決めた。３５キロ過ぎの給水で一息つくと、「追い風もあるし、勝負をかけるならここだ」とペースアップ。集団を抜け出して３７キロでついに日本勢トップとなった。
無名でプレッシャーのない気楽さも後押し、雨で眼鏡が曇って後続の選手も見えなかったという（ゴールに何度か振り返っていた）のも良かったのかも知れません。
堀尾選手は、今年の箱根駅伝２区で５位と健闘しておりましいた（中央大は総合１１位でシード権落ち）。
堀尾選手（２２歳）は、兵庫・須磨学園高卒で１８３ｃｍ、６１ｋｇ、「脚もアキレスけんも長く、世界に通用する能力がある」とも評価されています。
今春、大学卒業でトヨタ自動車に入りますが、９月１５日（日）に行われるＭＧＣでの活躍が注目されています（ＭＧＣは、明治神宮外苑周辺をスタート・フィニッシュとする五輪のテスト・イベントコース・現在出場権を得ている選手は、男子２８人、女子９人となっています）
◎ 病院と健康 ◎
毎月定期的に病院へ通っています。
前回も血圧が上がった話をしましたが、今回は苦痛・実害を伴う風邪を貰って来た！？闘病記です。
病院は体調の悪い色んな病気の患者が充満している最悪の環境にあります。
医師や看護師などは、当然周到な体調管理や消毒などを行っていることでしょう。
私は今までに大きな病気をしたことは無く、風邪など引いても一晩グッスリ眠れば快方に向かうというのが通例でした。
２月２６日（火）に定期健診（検査）で採血、検尿、心電図、胸部Ｘ線などを受けました。
待合室などには多くの風邪の患者さんが咳やクシャミをしておりました。
当然マスクをしてウガイ、手洗いをしましたが、
３日後の３月１日（金）、朝からクシャミ、鼻水が止まらず、体温は３６，５度とそれ程高くはないにしてもボ〜とした倦怠感に襲われました。
体力のある若い人なら発症もないかも知れませんが、何と４日間も寝込んでしまいました。
病気感染の百貨店・病院へは行かないことに限る。
薬だけなら元気な家族を派遣すると良い。
かつて総合病院で１泊の検査入院をしたことがあります。
最悪の環境です。
病人ばかりで雰囲気は暗くて侘しい。
夜中に徘徊の患者が何処かで騒いでいる。 警笛・ピーポーピーポーを鳴らして救急車が出入りする。等々最悪の環境です。
これに耐えなければならない事情の患者さんが増加しています。
健康と命を守るために止む無く入院している現状は、少子高齢化の進む今後の医療環境としても大きな課題です。
風邪に居て 障子の内の 小春かな 尾崎放哉
行く人の 咳こぼしつつ 遠ざかる 高浜虚子
風邪ひくや 病めば凡そ 大仰に 小杉余子
※ 今日は何の日 ※
９日 明治１９年（1886）札幌農学校（現北海道大学）初代教頭を務めたウィリアム・スミス・クラーク没・５９歳。 「少年よ、大志を抱け！」。
９日 昭和１１年（1936）３２代目内閣総理大臣に廣田弘毅（第３１代・岡田）。
１０日 昭和２０年（1945） 東京大空襲。米・大型爆撃機Ｂ２９により新型の集束焼夷弾など３８万余発、約１，８００�鼎魏篠�中心に投下。死亡者１０万人以上、被災者１００万人以上、被災家屋約２７万戸。
１０日 昭和２３年（1948） ４７代目内閣総理大臣に芦田均（前総理・片山）。
１１日・東日本大震災 平成２３年３月１１日（金）１４：４６ 晴れ。
１１日 平成２３年（2011年）東北地方太平洋沖地震。震源地：牡鹿半島東１３０Ｋｍ。深さ約２４Ｋｍ。Ｍ９．０。震度：７宮城県北部。津波は、１０ｍの防潮堤を悠々越える猛威で、我が国史上最悪の地震となった。
３０．３．１現在の死者：１９，６３０人、行方不明者：２，５６９人。２７．９．３０現在の震災関連死：３，４０７人。 仮設住宅入居戸数：６５，７０４戸（昨年度末比：−１６，９９３戸）。 災害公営住宅完成戸数：１４，４６６戸（完成率：４８．５％）。
２６．２．１３現在、復興庁まとめ・避難者２６７，４１９人。
家屋の全壊：１２６，４５８戸、船舶等の被害は数値で把握不能か。
被害総額：１０〜２０兆円超。世界最大級。
福島第１原子力発電所 全６基のうち４基（１〜４）が損壊、火災等。
２３．３．３０．東電会長が廃炉を明言。
放射能汚染：２０〜３０ｋｍ圏内の住民移転。水道水汚染（特に乳・
幼児に害。３月２３日・東京、２４日・松戸圏内）。
計画停電： 原発事故などで電力不足。３月１４日から５グル−プに
分けて３時間程度の輪番停電を開始した。対象地域は、
栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡（東
部）実施に当たっては交通機関の混乱や被災地の停電など
多くの問題（地域別な不公平）があった。
計画的避難区域を設定。４月２２日。警戒区域（２０ｋｍ圏）立入禁止。
※ 平成３０年３月１日（７年後）現在、 死者：１９，６３０人、行方不明：２，５６９人、負傷者：６，２３０人。２８年３月１０日現在・福島原発事故・全住民避難（双葉郡）４町（浪江、双葉、大熊、富岡）５５，２７４人。
１２日 「お水取り」（奈良・東大寺二月堂・若狭井）（２日に若狭でお水送り）。
１２日 昭和３１年（1956） 「宗谷」の南極観測船（巡視船ＰＬ１０７）としての改造工事着工式が日本鋼管浅野船渠（横浜）で行われた。
１３日 昭和６３年（1988） 青函トンネル開業。起点：青森県・浜名〜終点：北海道・湯の里。全長５３．８５ｋｍ。海底部２３．３０ｋｍ。建設開始：昭和３６年（1961）３月２３日。総工費：７４５５億円。
１３日 昭和６３年（1988） 青函連絡船「羊蹄丸」（8,311.4総ﾄﾝ）退役。保存。（昭和４０年就航。昭和６３年３月１３日、青函トンネル開業）
１４日 元禄１４年（1701）江戸城中松の廊下で播州赤穂藩主・浅野内匠頭長矩が、高家吉良上野介義央に切りつけた（「忠臣蔵」の発端）。将軍綱吉は浅野に切腹を申し付け、お家断絶、領地没収となった。高輪・泉岳寺に墓。
１４日 平成２５年（2013） 中国・国家主席に習近平（５９歳）、首相に李克強（５７歳）（１５日）が就任。３５年（2023）まで２期１０年。
１４日 平成２５年（2013） 第２６６代ローマ法王に「フランチェス１世」（７６歳）就任。中南米出身は初めて。
１５日 平成２５年（2013） ＴＰＰ：環太平洋パートナーシップ協定（関税無し貿易協定）に安倍晋三総理が加盟表明。
※ 季節の句 ※
蜜柑くうて 咳入る春の 風邪(ふうじゃ)かな 正岡子規
サロマ湖の 牡蠣の眠りや 茜雲 千 周
ふる里や イサザの便り 友の声 若さ
「若さ」第４７７号
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